ピーチレモネード 2 …Ren.N (ページ21)

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素直になれなくて、ちょっぴり後悔を残したまま、永瀬と迎える初めての文化祭は終わった

あの時の、動揺してた永瀬の顔が忘れられなくて

なんでだろう、ってずっと考えてたけど

「いけ！A！！！」

…今はそんなこと、考えてられないみたい

もう1つの秋の醍醐味

それは、

「そんなに時間もないんだから、皆で全力出せるように頑張れよ！」

…2週間後に迫った＇体育祭＇

足の怪我は無事に治って、体育祭に出られるけど

正直、今年の体育祭は不安しかない

去年バスケに出場してから、随分と持ち上げられてしまった私

今年も出場することになったけど、

足を怪我してから、まともにバスケをしていない私の体は、1週間にして悲鳴をあげた

A「いったた…」

練習終わりにストレッチをしていると痛む膝

A「…こんなんじゃダメだなぁ」

去年から倍増した期待と、部長という責任

どちらも嬉しいものなのに、私の背中には重くずっしりとのしかかって離れない

A「っはぁ、はぁ、」

放課後、夕日がさす体育館でひとりバスケに明け暮れる

気づけば2時間ほど、休憩もとらずにずっとシュートを打ち続けていた

気持ちは焦っていても、身体は正直で
体育館の冷たい床に寝転がる

目を閉じて、風の音を聞いているとふと聞こえてきたボールの音

不思議に思ってグラウンドの方を見ると

A「…永瀬？」

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当落出ましたね～、私は全滅でした…

しばらくテンションだだ下がりですね笑

復活期待してるのですが…