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THISLEside
小さい頃から海が好きだった
どんな時も変わらず寄せては返す波
ただひたすら眺めて、音を聞いて
ひとりきりの世界に浸るのが好きだった
誰にも気を遣わなくていい
誰も気にしなくていい
孤独じゃない
そう思わせてくれる海が私の唯一の友達だった
でももう、本当に1人なんだ
誰もいないんだ
波を見つめて、どのくらいの時間が経ったのだろう
ふと、故郷に帰りたくなった
なんでこのタイミングなのかは自分でもわからない
ただ、あの景色を見たくなった
1度そう思ってしまえば、足は止まることを知らない
何も考えず、ただ歩く
足が覚えてしまった道をひとりで
しばらく歩いて見えたのは1つの大きな桜の樹
…これが、一族のシンボル
私が生まれるずっと前からここにあるらしい
村を見守っていた、神が宿る木とされているこの桜
一歩ずつ近づいていく
そっと幹に触れれば心が癒されていく感覚
この感覚が、小さい頃から私にとって当たり前で
怪我をしてもこの樹に触れれば治る
辛い事があってもこの樹に寄り添えば忘れられる
頼れる人がいなかった私の唯一の心の拠り所だった
根元に腰掛けると不意に襲ってくる睡魔
ちょっとなら、いいかな
目を閉じかけたその時聞こえたのは
「シスル」
思いもよらない、あの人達の声だった
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白米王女(プロフ) - りぃささん» ありがとうございます〜！！！！楽しみにして頂いているのに亀更新で申し訳ないです(´･ ･`)また暫く更新ペース落ちると思うのですが、気長に待っていただけたら嬉しいです…！本当にありがとうございます！これからも宜しくお願い致します！！！ (2019年2月18日 0時) (
レス) id: 771a82acdb (このIDを非表示/違反報告)
りぃさ - すごく面白くてすぐに読んじゃって毎日続きを楽しみにしています！なので話が更新されたらめっちゃ喜んでよんでます！これからも頑張ってください！楽しみにしてます^_^ (2019年2月17日 20時) (レス) id: 5caa888d6f (このIDを非表示/違反報告)
白米王女(プロフ) - のんさん» 遅くなってしまいすみません、ありがとうございます!!!励みになります、感謝カンゲキ雨嵐ですほんとに(；；)これからもぜひ宜しくお願いします！ (2018年8月28日 18時) (レス) id: 002a9610c6 (このIDを非表示/違反報告)
のん - ものすごく面白いです！わくわくしながら読ませていただいております。更新大変だと思いますが、頑張ってください！！ (2018年8月24日 14時) (レス) id: 439009fa91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米王女 | 作成日時：2018年8月14日 16時
