第４話 ページ6
ギィside
ここ最近面白いことがなく暇だった俺は久々に大陸からかなり離れた場所へ散歩に来ていた
適当にブラブラ歩いていると不思議な気配を感じる
下級の魔物かと思ったがそれにしては魔素が多すぎる
俺と比べたら圧倒的に少ないが上級悪魔より多い
ちょうど良い。最近相手がいなくて腕が鈍ってたんだ
相手をしてもらおう、そう思い気配を感じた方へ足を向けた
暫くすると人影が見えてくる
その姿に思わず息を飲んだ
赤みがかった銀髪と金色の瞳
この特徴を持った種族は一つしかない
数百年前に滅びたはずの天霊族だ
「おい」
好奇心に身を任せ俺は天霊族の少女に声をかけた
少女は一瞬ビクッと体を震わせこっちを見ると安堵したような表情になる
「お前、ここで何をしている」
興味本意で聞いてみたが
少女の口から出たのは意外な言葉だった
「な、何か私転生してしまったらしくて気付いたらここにいたんです！」
泣きそうな顔で一気に捲し立てる
一旦少女を落ち着かせるが少女は泣き出してしまった
話を聞くと前世で車(馬車のようなものらしい)に轢かれ死んでしまい、気付いたらここにいたという
少女の表層心理を読んでみたが俺を騙そうという意思は感じられなかった
本当の話なのだろう
だとしたらかなり珍しい生まれ方をしている
何故だかこの少女が可哀想になってきた
「お前、行く宛あるか？」
無いということは分かっていたが念のため聞いてみる
俺の言葉に少女は目を丸くしたが直ぐに頭を横にふった
それを見て俺はニヤリと笑った
「お前、俺と来い」
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ベレッタ@誤字王女(プロフ) - ベルダナーヴァじゃなくてヴェルダナーヴァでは無かったでしょうか･･･？ (2019年4月8日 20時) (
レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - フランさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年4月2日 7時) (レス) id: 5316437bc0 (このIDを非表示/違反報告)
フラン - とても面白くて好きです！これからも更新頑張ってください！ (2019年4月1日 23時) (レス) id: 4f61076b12 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 睡眠王女さん» すいませんm(。_。)m公開するの忘れていました！ありがとうございます！ (2019年4月1日 13時) (レス) id: 5316437bc0 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠王女 - あの２８話はあるのですか？ なんかすいません！。 更新頑張ってください！ (2019年4月1日 12時) (レス) id: ae54b5152b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜華 | 作成日時：2019年3月26日 18時
