記憶喪失の盗賊はサッカー小僧と出会いました。

カミュは記憶を少しだけ思い出した！ ページ13

カミュ「岬さん岬さん！おれちょっとだけおもいだしました！」
岬「えっ何を!?」
カミュ「ここにくるまえにぶんしんというわざをつかえたことです！」
岬「えっちょっと見せて！」
カミュ「え、えっとつかえてたことしかおぼえてないのでいまはできないです…すみません。」
岬「ううん。大丈夫だよ。」
カミュ「岬さんそのかみなんですか？」
岬「あ、これ？佐野が『ちょっとこれみてください』って渡してきたんだよね。一緒に見る？」
カミュ「いいんですか？」
岬「うん。大丈夫だよ。」
俺には超能力がある。この封印されし両目は石化の魔眼だ。普段は普通の人間として両目の前髪で隠している。
俺は一度もその力を使ったことがなかった。
だが今日使った。その力を。俺の目の前には石化した蜂がいる。初めてだから何度か失敗し周りの草が少し石化している。
蜂ごときにこの力を使うなど気がひけたが一向に去る気配がないので使った。
この力は最強だ。この力で世界征服も不可能ではない。
俺は世界一だ！誰も俺の力には勝てないんだ！
どこからか高笑いが聞こえてきた。それは俺の声だった。
カミュ「素敵な作品ですね。」
岬「ちょっと佐野のとこ行ってくるね。」
カミュ「わかりました。」

岬「ねえ佐野。何これ」
佐野「俺が書いたライトノベルです。」
岬「いやもう黒い中二病の影しか見えないよ!?」
佐野「もう俺腐ったんで」
岬「まだ若いんだから腐らないで！」
佐野「一度腐ったからには戻れません。なんたって俺は生粋の腐男子ですから！」

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