検索窓
今日:6 hit、昨日:13 hit、合計:63,865 hit

7 ページ7

山「…そういえば、釣りなのに海なの?」

知「海で釣りもできるし、記憶飛んでるなら魚釣り場の人もいないだろうし、」

こんな時、自分は馬鹿なのかとよく考える。
いや、知念の頭の回転が早すぎるだけなのか、

分かんないけど、自分が嫌になる。

でも何か出来ることは無いのかと考えて、目を凝らして海を見つめる

その時。一つの人影がみえた。



山「…知念、あそこに人いるよ?」


知「本当だ、行ってみよ…」



少しだけ見えた人影に近寄っていくと、そこには何もわからないような、まるで生まれた瞬間の赤ちゃんのような目をした大野くんがいた。

知「大野くん…」

何故だか、その目に魅了されてる俺とは違い、確かに近くにいる大野くんへと歩み寄る知念。


知「涼介…大野くんの記憶、戻そっか、」

そういう知念に、俺は何故か納得出来ていなかった。

産まれたばかりの頃はまだ、こんなに純粋な目をしていたんだ。

まだ、この世界の悪の部分に気づいていない頃は…

今の人達は 誰かが亡くなったというニュースがテレビから流れていたって、そんなの気にもとめず友達と話したり、番組を変えたり

死というものに無関心な人が多いのかもしれない。

なのに自分自身が命を奪われそうになったら必死に誰かに助けを求めるんだ。


…そんな世界に、 こんな純粋な心になれている大野くんを戻していいのだろうか。

知「涼介、…僕達は戻さなきゃいけないんだよ。
迷ってる暇なんてないんだ。人の中には悪魔と天使が存在してる。
悪魔を大きく育てるのか、天使を大きく育てるのか。それは、育てる親と自分次第。
でもね、どれだけ悪魔が大きく育っても…
今からでも、天使を育てることは出来るんだ。
早く記憶取り戻して、僕達でこの世界の人達の天使を育てよう、悪魔なんていらないよ。」


何故だかわからないけど、さっきから知念の発する言葉は納得できる話ばっかりだ。

山「そうだね、」

そして、俺達は

大野くんに自己紹介をして、今まで起きたことを話した。

すると、相葉くんと同じように頭を抑えて、眠りについた大野くん。



…頑張らないと。

俺達が、

自分自身で言ってるじゃんか、

乗り越えられない壁を神様は与えないって

8→←6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
168人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 薮宏太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちぇりー - なんか、色々とすごい話でしたね!発想が素晴らしいです!!他の作品も頑張ってください!! (2017年10月15日 11時) (レス) id: d5fbd4570c (このIDを非表示/違反報告)
八乙女魔理沙(プロフ) - 完璧おめでとうございます(*^▽^*) (2017年9月5日 22時) (レス) id: 1a4e3342b3 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 完結おめでとうございます! (2017年9月5日 18時) (レス) id: 7616a7344d (このIDを非表示/違反報告)
咲良 - 続きが気になります。更新頑張って下さい。 (2017年8月9日 1時) (レス) id: 57c4bde016 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ロールケーキ裙 | 作成日時:2017年7月26日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。