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岸side
廉「海人っ！」
そう言った廉の声はすごく緊迫してた
岸『れん？』
俺が名前を呼ぶと、廉はすぐに振り向いた
廉「海人がっ、あの中っ」
岸『うん、だって医務室の人言ってたじゃん』
廉「いや、そうやなくて、なんかされてるかもしれへん…！」
なんか、されてる？
いまだに首を傾げている俺に、廉は慌てながら説明してくれた
廉「やから、さっき俺と岸くんで話しとったときに、岸くんが、誰もおらんかったら何してもバレへんって言ってたやん！」
岸「あ、言った」
廉「だから海人もっ、やばいんちゃう？
あっこ、誰もおらへんって言ってた！」
廉の言葉で俺はハッとした
それで…
俺が物置に行こうと思って隣に目を向けたら、廉はもういなかった
岸『廉？』
なんだか嫌な予感がして、物置まで全力で走った
物置の前には廉がいて、立ちすくんでいた
岸『入んないの？』
そう聞くと、廉は悔しそうに唇を噛みしめた
廉「鍵、かかってもうてる」
岸『そんなっ』
急いでドアノブをガチャガチャした
けど
扉は開かなかった
廉「かいとっ、おるんやったら返事してやっ」
岸『大丈夫！？俺ら、ドアの前にいるよ！！」
そう叫んでも、返事はなかった
どうしよう
もし扉の向こうで海人が恐ろしい目にあっていたら…
そんな事、考えたくも無かった。
廉「もういっそドア、壊してまう？」
廉は俺にそう聞いてきた。
俺はこの向こうに海人がいるような気がして、頷いた。
それから、2人で体当たりしようとした時…
ス「あれ？どしたの？」
スタッフさんの中でも少し偉いスタッフさんが声を掛けてくれた。
岸『あのっ、ここの鍵、開きませんか？』
俺がそうお願いするとスタッフさんはもちろんと自身の鍵を取り出してくれた。
ス「けど俺、鍵なんか掛けたっけなぁ」
カチャ
鍵が外れる音がしてドアをバーンと開ける。
そこには、
海「っ、れ、ん？」
梶谷さんに殴られている海人がいた。
「「海人っ」」
梶「おいっお前、メンバーに言ったのか！？」
梶谷さんは怒って、海人のお腹を力任せに、思い切り殴った。
俺はそれを見ていられなくて、無意識に目を瞑った。
けど、いつまでたっても、海人の苦しそうな声は聞こえない。
もしかして、フェイントだったのか？
そう思って、目を開けた。
飛び込んできたのは信じがたい光景が広がっている。
それは、
海「れん！！」
そう泣き叫ぶ海人と、
横たわったまま、意識を失っている廉だった。
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ふぅ - uikiさん» わかりました！わざわざありがとうございます！ (2020年4月9日 14時) (
レス) id: bc6123d9e9 (このIDを非表示/違反報告)
uiki - シェアハウス設定です。 (2020年4月9日 13時) (レス) id: 4254d2f411 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅ - ぴーこさん» 感想ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月9日 12時) (レス) id: bc6123d9e9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - リクエスト書いてくださってありがとうございました！すごい良かったですヽ(^○^)ノ (2020年4月9日 12時) (レス) id: 1b4b765be9 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅ - uikiさん» すみません！シェアハウス設定だけ教えて頂いてもいいですか？ (2020年4月8日 3時) (レス) id: bc6123d9e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぅ | 作成日時：2020年3月27日 23時
