お願い�� ページ8
シルクside
ｼﾙｸ「俺ら一緒に住んでたんだけどさ、知らない男と2人って嫌だろ？暫くはモトキも泊まってくれるから」
モトキだけじゃなくて空いているメンバーが
俺とAが2人にならないようにいてくれることになった
貴「ありがとうございます」
高校のときはあんなにすんなり仲良くなれたのに…
それが出来ないのはAが大人になったってことと
Aにとっての初めましてに俺が抱き締めてしまった事だと思ってる
誰でも初対面の異性に抱きつかれたら
驚くだろうし
普通に引くに決まってる
ｼﾙｸ「もうちょっとしたらモトキが着くからさ、それまで2人だけど…大丈夫か？」
顔を覗き込めば不安そうな顔が飛び込む
ｼﾙｸ「そんな顔すんなってww」
泣きそうになるのをぐっと堪えて
癖でAの頬を撫でてしまった
その途端に目を見開いて
体をビクリと震わした
ｼﾙｸ「…っあ、ごめん！つい癖で…悪かった…2人でいるの嫌だよな、外行ってるから」
空気の重さに耐えられなくなって
思わず逃げた
ｼﾙｸ「自業自得だよな…」
あんな酷いこと言った罰と考えたら足りないくらいか
俺を許して欲しい
ｼﾙｸ「お願いだからそばにいてくれ…」
Aside
外に出ていくシルクさんをただ見つめる
驚いたけど不思議と嫌ではなかった
前にも感じたことのあるような
温かさと肌触り
貴「わかんない…」
記憶が1部だけ無くなっているらしくて
よく分からない感覚
何か手がかりはないかと
起きてから触っていないスマホを開いて
写真フォルダを開いてみると
貴「全部シルクさん…」
ご飯を食べてるところや大笑いしてるところ
たくさんの写真があった
貴「……」
私とシルクさんのツーショットを見つける
目を思い切り細めて笑うシルクさんと
隣でその横顔を眺めながら愛おしそうに笑う自分
苦しそうで泣きそうな顔をしている彼はどこにも居なくて
写真の中の2人はとても幸せそうに笑ってる
貴「…シルク」
あぁ、なんで忘れてたんだろう
心臓がぎゅっと締め付けられる
シルクは私を変えてくれた人なのに
生きたいと思わせてくれた人なのに
もう遅いかな…
嫌われちゃったかな
それだけは嫌だ
靴を履いて
玄関を勢いよく開ける
お願い…まだそこにいて
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*のの(プロフ) - いけめそさん» 「ねぇ、こっちを見て…」ってやつですよね？頑張ります (2020年1月10日 22時) (
レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
いけめそ - リクエストいいですか？少し前にTikTokで流行った、「こっちを見ろ」みたいな音源を使って書いて欲しいです。お願いします (2020年1月10日 21時) (レス) id: 84ff08105e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2020年1月4日 15時
