お願い�� ページ7
外せない仕事が入って仕方なく
Aの見舞いをモトキに頼んだ
ﾓﾄｷ「シルクっ！あっちーが！」
仕事が終わったタイミングを見計らったような
モトキからの着信
外に出てタクシーを拾う
落ち着かなくて貧乏ゆすりが止まらない
病院に着いた途端にお金を払い車から飛び降りて
廊下を走り抜ける
注意された声なんて聞こえない
ｼﾙｸ「Aっ！」
扉を開けばモトキと会話するAの姿
驚いた顔でこちらを見てる
不思議そうな顔を久しぶりに見ることが出来て涙が出そうになる
ﾓﾄｷ「ちょ、シルクww腕の力強すぎww」
Aを腕に閉じ込めると
感情のあまり思い切り抱き締めすぎたようで
モトキがケラケラと笑ってる
ｼﾙｸ「Aごめん…あんなこと言って…ホントは1ミリも思ってねぇから」
そう言って腕の力を緩めてAの顔を見て気づく
貴「だれ…ですか…？」
不安そうな表情に胸を締め付けられる
Aは表情を使って人を騙すようなタイプじゃない
駆け引きやポーカーが強いのは
表情がなくて考えてることが読めないから
だから…これが嘘じゃないなんてすぐわかった
ﾓﾄｷ「あっちー？」
焦ったようなモトキの声
ｼﾙｸ「冗談はやめてくれよww俺があんなこと言ったから怒ってんのか？」
取り繕ったけど無駄だった
貴「モトキ…」
モトキに助けを求める泣きそうな声が俺を刺した
ｼﾙｸ「…っ…ごめんな、急に馴れ馴れしくして…！俺はシルク！実はさ、俺たち恋人だったんだけど…なんか覚えてない？」
モトキの服の裾をキュッと掴みながら
頭を横に振る
ｼﾙｸ「そか…モトキとかダホとかは覚えてるのか？」
今度は首を縦に振ってくれた
ｼﾙｸ「俺だけ…忘れちまったのかよ…」
小さく漏らした声が
床に転がった
貴「うっ！」
頭を抑えて痛みに耐えるA
ﾓﾄｷ「あっちー！？思い出そうとしないで！ゆっくりでいいの、無理しない」
いつも以上にモトキと距離が近くて
俺の心臓を削った
ごく稀にあるらしい
その時1番強く想っていたことが衝撃で消えることが
ｼﾙｸ「俺の事…ずっと考えてくれたんだよな…ごめん…早く思い出してくれよ…」
Aにはお願いしてばかりだ
今はもう何もいらねぇんだよ
Aが俺の隣で笑っててくれたら…
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*のの(プロフ) - いけめそさん» 「ねぇ、こっちを見て…」ってやつですよね？頑張ります (2020年1月10日 22時) (
レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
いけめそ - リクエストいいですか？少し前にTikTokで流行った、「こっちを見ろ」みたいな音源を使って書いて欲しいです。お願いします (2020年1月10日 21時) (レス) id: 84ff08105e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2020年1月4日 15時
