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Aside
ｼﾙｸ「うわぁー！すっげー！雪だぜ！」
真っ白に染った公園
結構積もってると思う
今まで雪の日に外に出たことなんてない
咳が出るのは嫌だから
辛いから
マスクをしてマフラーをして
いつもよりしっかり防寒対策をして
外に出ると
音が全然聞こえなくて心地良かった
竹「おらっ！」
ｼﾙｸ「うぉ！やったな！」
シルクとタケちゃんの雪合戦が始まる
ﾝﾀﾞﾎ「あっちー！雪だるま作ろ！」
雪玉をコロコロ転がすダホちゃん
ﾝﾀﾞﾎ「俺が下の玉であっちーが上ね！」
貴「わかった〜！」
ダホちゃんを真似しながら私も雪玉を大きくする
ﾝﾀﾞﾎ「いてっ！？ww」
シルクに雪玉をぶつけられたダホちゃん
雪だるまの下の台は完成して
石のボタンを付けていたところで
それをほったらかしてシルクに雪玉を投げた
楽しそう
私も雪だるま作ったら参加しようかな
そう思いながら転がす
貴「おぉ〜、できた〜」
上には乗せてないけど大きさは丁度よくなった
ダホちゃんに乗せてもらおうかな
竹「絹張、待てコノヤロー！ww」
ﾝﾀﾞﾎ「いてっwwシルクやったな！ww」
2人も敵を作ったシルクが逃げ回ってる
結構遠くまで行っちゃってる
夢中になってるみたい
貴「ｹﾞﾎｯ…！ｺﾞﾎｺﾞﾎｺﾞﾎ…ｺﾞﾎ、ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ！」
あぁ、ヤバい
吸入器…
吸入器があるリュックはベンチの上
ベンチまでほんの5メートル
わかってるのに動かせない
体が冷えきっていることに気づく
貴「ｽｧ…ﾊｧ、ｺﾞﾎｺﾞﾎｺﾞﾎ…ｹﾞﾎｯ…」
力が抜けて膝をつくと
電池が切れてしまったように
身体が動かなくなって倒れ込む
冷たい雪が頬にあたる
貴「し、ぅく…」
死んだかも…
まだ生きたかったと思ったのは
今日が初めてかも…
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2019年11月15日 17時
