シルクの彼女は絹みたい -学生Ver.-【Fischer's】 (ページ13)

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番外編海① ページ13

Aside

竹「パラは車酔い大丈夫か？」
貴「今は大丈夫だよ〜」

大きな車の前から2列目の左側
「もうすぐ着くわよ」

タケちゃんのお母さんがそう言った
海に行くの

別荘があるんだって
そこに泊まって明日帰ってくるの

「昨日業者に頼んで掃除しに行ってもらったから埃も無いはずだよ。後ろの2人は寝てるかい？」

後ろを覗くとシルクとダホちゃんは寝ている
シルクの寝てるところ始めてみた…

唇がふにってなってて面白い
貴「あっ、綺麗〜」

暫くすると窓から綺麗な海が見える
貴「こんなに綺麗なんだね〜」

テレビも見れないし
携帯も持ってないから調べたりもできない

だから海なんて見る機会がない
どこで見たかといえば

国語の教科書に載っている写真くらい
教科書に載っているのは青い海ではなくて

夕日に照らされた赤い海
竹「綺麗だよな、周りに誰もいないから貸切だぜ」

タケちゃんお金持ち…
「さぁ着いたわよ！月姫、案内してあげて」

貴「シルク〜？着いたよ〜？」
ちょんちょんと肩を叩けば目を開けた

ｼﾙｸ「んん〜！うぉ、綺麗！」
車の中から見える海に感動してる

竹「おいwwンダホ起きねぇんだけどww」
ｼﾙｸ「ダホを起こすのは至難の技ww」

そう言いながらお腹を叩くけど一向に起きる気配はない
貴「ダホちゃん〜？お肉焼けたよ〜？」

ﾝﾀﾞﾎ「肉…？」
そう言いながらうっすらと目を開けた

ｼﾙｸ「Aすげーwwンダホ見てみ！海見えるよ！」
指さした方をチラッとみると

ﾝﾀﾞﾎ「おぉ、綺麗」
ダホちゃんの反応にみんな笑う

竹「早く着替えて入ろうぜ！」
そう言って一目散に車を降りた

それに続いてシルクと私も車を出ると
潮の匂いがした

ﾝﾀﾞﾎ「出れない〜！」
シルクが笑いながら2列目の座席を倒して

ダホちゃんが出てきた
竹「寝る部屋は一緒でいっか…寝るだけだし」

ｼﾙｸ「へぇ、竹野がそう言うの珍しww」
絶対一緒に寝かせない！

っていつもなら言うけどね
タケちゃんも楽しみなのかな

竹「荷物の部屋だけ分けるわ、絹張とンダホはそこの部屋に置いて！パラはこっち」
私の手を引いて小さめの部屋に入った