eighty four ページ39
シルクside
ゼリーを食べながら涙を流すA
貴「わかんない…」
涙を拭おうと目元を擦る
消えない涙
貴「親にちゃんとしたご飯食べさせてもらったことないって変だよね…」
ｼﾙｸ「……」
思わず息を飲む
竹「…Aが変なわけじゃないから。おかしいのは親だから。自分ばっか責めんなよ」
悔しそうに訴える竹野
何度も何度もこんな話をしてきた
慰めても慰めても
Aの心に響いても
やっぱりその傷は一生残るもの
絶対に消えたりなんかしない
風邪ひいたのに
熱で苦しいのに
傍で寄り添ってくれる家族がいないとか
どれだけ辛いことなのか
俺なんかに計り知れるもんじゃない
どれだけAが親を嫌ってても
恨んでいても憎んでいても
本当は愛されたくて
心の奥で叫んでて
大切にして欲しかったに決まってる
自分の容姿とか性格とか
持たされてしまう病気とか
産まれる場所や親なんて
そんなの当然選べなくて
喘息という病気がAにとって重荷
心の奥を見透かしてしまう瞳
相手が何を思って自分に近づくのか
それが読み取れてしまう
だからその優れた容姿ですらも
Aは要らなかったんだろう
竹「あたしがどんなに気にすんなって言っても、そんなの無理だよな。分かってる。でもパラは強いから、大丈夫。自分だけを信じて。パラは何も悪くない」
ﾝﾀﾞﾎ「俺あっちー大好きだから！」
ｼﾙｸ「ナンパすんな！ww俺の方が好きだわ！」
貴「私もみんな大好き！」
涙を流しながらそう言った
間延びした喋り方じゃなかった
竹「パラはあたしのこと信じてる？あたしはパラを信じてる」
貴「信じてるよ、タケちゃんもダホちゃんもシルクも」
ニカッと笑った竹野は
Aの頭をぐちゃぐちゃにして
竹「それと同じように自分を信じて」
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*のの(プロフ) - せいら/うおたみんさん» コメントありがとうございました！もう少しでできるのでぜひ読んでみてください！リクエストも頂けるとありがたいです…！ (2019年11月13日 16時) (
レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 目の色が青なのであればマサイさんがいいのでは？！(ただ単に私がマサイさん推しって要素もちょっとはあります←)私はマサイさんオチに投票します！ (2019年11月10日 23時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
六娘 - 全然大丈夫です！(どこ目線)むしろ、私も読みたいですw (2019年10月25日 23時) (レス) id: 017157226e (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - ☆朝風☆さん» 分かりました！この直後からか続きで書きますね！この小説にそのまま付足す形になるのでぜひ読んでください！もしよろしければほかの小説も見てみてくださいm(_ _)m (2019年10月25日 7時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - 六娘さん» コメントありがとうございます！付き合って直後が読みたいという方がいるので、この続きも書いてちょっとずつ大人にしていこうかな…？少し時間がかかりますがいいですかね…？ (2019年10月25日 7時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2019年10月4日 22時
