シルクの彼女は絹みたい -学生Ver.-【Fischer's】

nine ページ10

「はい、じゃあ好きなように班を組んでもらって構わない！が、男女比がなるべく均等になるようにという事と、4人以上の班になること！」

主任の先生の声で一気にガヤガヤと騒がしくなる
「足立！俺と一緒の班に…って竹野も同じか…」

竹「はぁ！？てめぇぶっ飛ばすぞ！」
貴「タケちゃん、しー」

「まぁ、竹野付きでもいいや…」
貴「ごめんね〜？もう班決めちゃったんだ〜」

シルクを見るとシルクも女の子に囲まれてる
ｼﾙｸ「A！お前囲まれ過ぎ！」

シルクに言われて周りを見ると
男の人に囲まれてる

それは…いいんだけどね？
その後ろから女の子に睨まれてる…

貴「まぁ…しょうがないかぁ〜」
タケちゃんがいたらいいや

貴「班は決まってるもんね〜？ダホちゃんは〜？」
ｼﾙｸ「あぁ、あれ見ろよ…」

指さされた方を見てみると
さっきまでシルクの所にいた子までダホちゃんの周りに集まってる

ｼﾙｸ「あいつ優しくて断んの苦手だからさwwいっつもこうなるんだよなwww」
なるほど…

確かに困った笑いを浮かべてる
貴「ダホちゃ〜ん！こっちだよぉ？」

そう呼んであげると
ぱっと顔を咲かせてこっちに駆け寄ってきた

ﾝﾀﾞﾎ「ありがとう！断れなくて困ってたから…」
貴「いーよ、気にしないで〜」

人気者の男の子が居なくなったことで
あとのグループはスムーズに決まった

4人班は私たちのグループだけっぽい
ほかの班は多いところで10人班のところもある

貴「この学年何人いるの？」
ｼﾙｸ「1クラス30人だから…まぁ、180前後じゃね？」

高校にしては少なくない？
そんなことないのかな？

出来た班は17班らしい
クラスで班を決めると30は超えちゃうもんね

混ぜる少なくなるし
好きな人同士だからトラブルも少ない

…まぁ、騒ぎすぎっていうトラブルは
毎年尽きないらしいけどね

ten→←eight

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す