forty three ページ44
Aside
ｼﾙｸ「…Aは今日はどうするんだ…？」
貴「…家、帰りたくないけど…行くところない…」
あの悪魔を想像するだけで寒気がする
帰ったらまた殴られる
『どこに行っていたの！？』
なんて聞いてどうするの？
別に心配なんてしていないくせに
上っ面だけの言葉なんていらないよ
貴「本当は…タケちゃんの家行こうとしたけど…遠くて…」
他に女の子で友達なんて居ない
ｼﾙｸ「そっ…か…じゃあ泊まってくか？」
ﾓﾄｷ「…へっ？マジで言ってんの！？」
モトキがシルクに聞く
ﾓﾄｷ「いくら仲良くても…女の子だし…彼女じゃないんでしょ？」
ｼﾙｸ「でもさ…家帰らせれるか？何されるかわかんないぜ？」
そうだけどさ…と言葉を詰まらせる
ｼﾙｸ「今日は兄貴も親父もいないし？オカンに言えば泊めてくれるだろ」
ﾓﾄｷ「…まぁ、シルクママが言うならいいけど…」
ちょ、聞いてくるわ！
と言ってまたバタバタ降りていく
ﾓﾄｷ「あいつwwよっぽどAちゃんが好きなんだねww」
貴「…私のどこが好きか全然わかんない…」
思わず声がこぼれる
ﾓﾄｷ「えっ…？」
驚いた顔をして私を見た
貴「前ね、シルクが告白してくれたの…でもどこが好きなのかわかんない…」
そっか、と呟いて私の隣に座ると
ﾓﾄｷ「今を生きてるとこじゃない？」
貴「えっ…？」
さっきのモトキと同じようなリアクション
ﾓﾄｷ「きっと今まで辛かったよね。それでも今も生きてる。耐えて、今ここにいる。軽々しく死にたいとかいう他の同級生と違って生きたくて、でも辛くて死にたかったこともあるんじゃない？そういう姿に惚れたんじゃないかな？これからは俺が守ってやらないと、って」
私のこれまでを見透かしたような台詞
何がわかるの？とかじゃなくて
この人の目は真剣で
シルクの友達なんだなって感じる
目がうるっとすると
ﾓﾄｷ「あっ、泣かないでよ？シルクに怒られるからww」
ケラケラ笑うモトキ
貴「んふふ、ありがと〜モトキとも友達になりたいなぁ〜」
ﾓﾄｷ「えっ、今更？俺はずっと友達だと思ってたんだけど？」
ニヤニヤと悪戯っぽく笑いながら言った
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*のの(プロフ) - どこか村のだれかさんさん» ありがとうこざいます！更新頑張ります！ (2019年8月20日 21時) (
レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
どこか村のだれかさん - 学生Ｖｅｒ．の前から読んでます！あの二人にこんな過去があったなんて.……と思いながらw更新楽しみにしてます！ (2019年8月20日 20時) (レス) id: 3706e8b566 (このIDを非表示/違反報告)
ｗｗｗ - はーい (2019年8月15日 15時) (レス) id: 54ea561834 (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - wwwさん» 最近忙しくて中々更新ができないんです…ごめんなさい！落ち着いたら更新頑張ります！ (2019年8月15日 13時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
www - 私も同じく更新待ってます。。。 (2019年8月14日 16時) (レス) id: 4fbd59cfa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2019年7月24日 23時
