シルクの彼女は絹みたい -学生Ver.-【Fischer's】

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Aside

部屋に戻るとタケちゃんがすぐに
竹「パラどこ行ってたんだよ！？追いかけたけど見つかんなくて…」

追いかけてきてたんだ…
部屋を出るとすぐ左右に別れてるから…

違う方に言ってたのかも
貴「大丈夫だよ〜？トイレ行ってた〜」

ﾏｲ「なぁんだ！びっくりしたよ！」
ｶﾚﾝ「ねっ！あっちーが急に出てくから！」

私が出ていってもそんなに変わりなかったでしょう？
そういう顔してるよ？

タケちゃん…ごめんね…？
タケちゃんの応援できないよ…

シルクが私を好きって言ってくれた…
それを知っているのに…嫌いになるのは無理だよ…

貴「タケちゃん…眠い…」
竹「そうだな、じゃあ寝るか」

電気を消して布団に入る
マスクを付け直して枕に頭を預ける

ｱﾘｻ「えぇ〜もう寝んの？」
竹「うるせぇ、パラが寝たら好きなだけ話せばいいだろ？」

納得したように声を漏らして静かになった
明日…シルクと話せるかな…？

気まずくなったりしたら嫌だな…
竹「パラ？吸入器出した？」

貴「あっ、忘れてた〜」
シルクのことで頭がいっぱいになっちゃってる

吸入器を枕元に置いて
明日のユニバーサルは私服だからそれも手前に出しておく

大丈夫だよね
シルクはそんなことで気まずくなる人じゃないはず

家にいない間は
楽しいことだけ考えればいいの

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