隣の席の子は女の子じゃなかった件について-3 (ページ39)

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「ルールは至って簡単だ、ここに8発装填可能な銃があるだろ？この中に1発の弾を入れたらシリンダーを適当に回す」

三途は近くにいる部下に弾を込めた銃を渡すと部下は慣れた手つきでシリンダーを回したものを三途に渡した

「後は撃つ順番を決めたら1人ずつ撃つだけだ、先にこのユダの頭を＿＿＿バァァアン！！」

「ひっ」

高橋の耳元で三途が大きな声をあげ驚かせると大きく肩を揺らす

「…ぶち抜いた奴が勝ち…な？簡単だろ？」

「でっ出来るわけっ」

「あ”ぁ！？なんだって？」

「高橋ー、そいつ今薬でラリってるからヘタに刺激しない方が身のためだぞー？」

ニヤニヤと蘭は高橋をに笑みを向け、拳銃を三途から受け取り躊躇う事なくユダのこめかみに銃口を押し付けてレバーを引いた

「ありゃ、ハズレかぁ」

「次は俺〜」

竜胆、鶴蝶、九井、望月、明司と続き三途…高橋の番まで回る

「後は二分の一だぜ高橋！ここで当たりを引けばお前の勝ちだ！ゾクゾクすんなぁ！？するよなぁ！？
お前が勝てば約束通り自由の身、負ければ魚餌だぜ！？」

「ひっ」

「おいおい、まさかここまで来てひよってるなんて言わねぇよなぁ？」

三途の顔が高橋の横に近付き挑発をする

「なら優しい蘭ちゃんが手伝ってやるよ？」

銃こう持つんだぞー、と蘭は震える高橋の手を取って銃を握らせる
目の前の麻袋から発せられるこもった叫び声は、はっきりと高橋には助けをこうように聞こえ、
落ち着いたハズの吐き気と動悸が再び込み上げる

「や、やめろっ、頼むからっ」

「人の子供拉致ったヤツが弱音吐くなよ？言っただろ？夜は長いから楽しめって」

押し込もうとする指に対抗しようとするも虚しく、レバーにかけられた高橋の人差し指は蘭の力によってお仕込まれた

同時に響いた銃声、静かに前に倒れる男…耳元で聞こえた【おめでとう】の言葉は今の高橋にとって嬉しいものではない

「うわぁぁぁぁぁあっ」

己が手で人を殺めてしまった事に耐えられなくなった高橋は泡を吹いて気絶した