Orange daily life IV

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赤side








黄「えっと、誰？」


青「だから康二だって、さっき言っただろ？」


桃「いやいや。康二って大人だよ？
翔太が抱っこしてるのは子どもじゃん。
もしかして誘拐したとか！？」


青「何言ってんだよ、ちげえよ！
朝起きて隣見たらこの子がいたの。
この子っていうより、康二な。」


黒「翔太くん。それまじ？」


青「信じられねえなら本人に聞いてみろ。」







そう翔太から言われたから
翔太が抱っこしている子に近づいて







赤「君の名前なんて言うの？何歳？」







なんて聞いてみれば
翔太にぎゅっとしがみつきながら
ニッコニコの笑顔で







橙「むかいこうじでしゅ！ よんしゃい！！」


青「な？まじだろ。」


黒「まあでも昔の康二の写真と
そっくりだから信じれないこともない。」


紫「いや、うん。分かったよ。
大人の康二が来てないからもう信じる。
けどさ、何でちっちゃくなってんだよ！」


青「そう思ったから俺聞いてみたんだよ。
そしてら、滝沢くんから飴貰って
それを寝る前に食べたんだとか。」


緑「滝沢くんに後々事情は聞くとして
康二… 俺たちのこと分かる？」


橙「ん？分かんで！
あべちゃ。 さくう。 だぁて。 ふかあ。てるにに。
めぃめぃ。らるる。しょぉちゃ！」







「「「 かわいい 」」」






そうなんだよ。
理解不能な状況なんだけど
いつもかわいい康二がこの日は一段と
本格的にかわいいんです。





青「だろ？ かわいいんだよ本当に。
朝起きて泣かれて戸惑ったけど
一応俺たちの記憶あるみたいだから
ちょっと落ち着いて話したらかわいくてさ。」


白「舌ったらず過ぎてラウールって言えてないけど
全然いい。むしろ全然いい。ありがたい。」


黒「分かる。これはやばい。
どうしたらいいかわかんないけど
とりあえずかわいいから写真撮る。」








って言って、始まった写真会
自分が撮られているのが楽しいのか
太陽のようにレンズに笑顔を向けてくれる

5分くらい写真会が開催されていたら
翔太から抱っこされていた康二は
俺の方に手を伸ばしてきた。







橙「だぁて。 だこぉ…」


赤「え、いいの俺で？
ずっと翔太にくっついてたのに。」


青「悔しいけど早く抱っこしてあげて。
早くしないと泣いちゃうかもだし。」








そういうわけで、康二を抱っこすると
大人の康二とお得意の上目遣いで








橙「だぁて。おたんじょーび、おめでとな！」


赤「そうだった…」









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