余命一年の彼女。 -Syori.S-

01…* ページ3

「ここが、勝利達のいる学校かぁ」








私は明日からこの高校に転入する





今日は学校見学しに来た。






といっても



休日だから人はほとんどいないんだけど。









先生「じゃあ、七瀬さん。好きな場所を見学しに行っていいからね」




「はい」




先生「それじゃあ私は職員室にいるから、なにかあったら呼んでね」




「分かりました、ありがとうございます」









先生がいなくなって、




「よし、見学しに行くか！」





私の体は余命一年なのに



ぜんぜん、思い通りに動く。






けど、


いきなり動けなくなるから気をつけるように


ってお医者様に言われたけど






私は動けるうちにやりたいことはやっていたい。









「えーっと、ここが視聴覚室で、ここが『えっ、A？』






あれ、今誰かに呼ばれた？







？「あの、七瀬A…ですか？」






この声は






ｸﾙｯ





「健ちゃん…」

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