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恐怖は二度来る ページ7

朝の光が入る…わけのない、相も変わらずに暗い部屋。

沢田綱吉についてはマジで隣の人だったらしく、ここ最近の騒音の理由が判明していた。

「果物、そろそろ補充かな?」

引きこもりと言えど、何も食べない訳にもいかなく、それなりに栄養のとれる果物を食べている。

親戚から贈られてきた大量の果物。

それが俺と林檎の馴れ初めであっ…いやなんだこれ。

「はい、勝利」

Win、と表示された画面を見て呟く。

相手はゲーム内の猛者らしきモノで、それでも強さは微妙だった。

キャラの強さは良いのに、操作性がなってない。

稽古の相手をしてと誘われ期待したが、時間の無駄と知った。

「バックレようとしてんじゃねぇよ。」

現在時刻午前4時。

初音の起床時刻はなく、徹夜。

「え、本当に学校は勘弁してくれ。あそこ行くとか俺の精神が逝くんだよ」

部屋の隅に畳まれた埃の積んだ制服、その下の白ランに目をやる。

(…あれ、あれさえ処分すれば)

そんなことを思いながら、何も出来なのはやっぱり貰い物であり出来ないのも事実であって。

「行け。じゃなきゃ撃つぞ」

そう言って拳銃を向けてくるリボーン。

「・・・わかったよ。ってか君そういうことすると友達減るぞー?」

渋々用意をする初音。

メモ帳、護身用のナイフと携帯型ゲーム。

「じゃあ行こうか?」

制服を来た上に白ランを羽織り、更にその上に薄手のパーカーを着て、フードを被る初音。

携帯を弄りながら聞く初音。

そのときはもういないものの、紙に「バックレたら殺す」と書いてあった。

俺もただ単に死ぬほど馬鹿では無いため、そのまま外に出る。

…まず視界に入ったのは、おかしな光景。

褒められるのは勘弁願いたい→←誰が根暗だ、その通りだよ



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作者名:菫青 | 作成日時:2019年9月18日 19時

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