今を生きる【病院にて】3 ページ13
「じゃあ、また来る」
「おう、いつまでいるんだ？」
「観光も兼ねているからな。一週間はいる」
そうか、といってじゃあまたと三人と別れる
気がつけばもう夕方だ
この三人も決して暇ではない中来てくれたのだろう
「もう遅くなる。お前さん達も帰れ」
「うん……ねえクロさん」
「ん？」
「また、来てもいい？」
それは、迷っている瞳だった
まあ仕方がないだろう
きっと今回の組織壊滅に一番貢献していて、たくさんの機関から勧誘が来ているだろうから
「ああ、いつでもおいで。相談位は乗ってやる」
そういえば驚いたように目を見開いて、そしてありがとうと笑った
「そのうち息子を紹介しよう。あれも中々に頭が良い」
きっと国光に似たのだろう
多少はこの子ともいい話し相手になるはずだ
「降谷君も赤井君も、いつでもおいで」
とうに超してしまった彼らの歳
好好爺よろしく頭をなでてやれば少し顔を赤らめて、それでも嫌がるそぶりは見せなかった
仕事上話せない事も多いだろうが、それでも少しは役には立つだろうか
「来ます。必ず」
「無理はしなくて良いぞ」
「それでも、話したい事がたくさんある」
「そうか。待っているさ」
どうせ死ぬまでここにいる身だ
生きている限り
「役に立つさ」
その後、三人が彼女から得たものは大きく、先の未来まで語り継がれた事を
ここに記載する
工藤優作
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出雲流夏(プロフ) - てにちゃん！？私のすきなジャンルですよ！！キタコレですよ！！うわぁ、俺得です！！！すごい俺得！ (2017年4月24日 17時) (
レス) id: 3483900707 (このIDを非表示/違反報告)
出雲流夏(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2017年4月18日 16時) (レス) id: 3483900707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：由亜菜 | 作成日時：2016年8月28日 16時
