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「いきなり入ってごめんね。」
『いやいや！
全然そんなこ「ノックぐらいしろよ。」優太！』
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優太のお母さんが作ってくれたご飯を食べながら
申し訳なさそうに言われたけど
実際悪いのはこっち
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親がいるってわかっててする人なんて
いるはずないもんね
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.....優太は危なかったけど
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『.....今日は優太のお母さんと寝よかな。』
「はっ！
ちょ、なんで！？」
『.......大体わかるでしょ。』
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さっきの続き、とか言われて
される未来なんか目に見えてる
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嫌じゃないけど
さすがに、ね？
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『ご馳走様でした。』
「先にお風呂入っていいわよ。」
『では、お言葉に甘えて
ありがとうございます。』
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食べた食器をキッチンへ持っていって
その足で優太の部屋へ向かう
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優太の部屋にあるタンスから
ヨレヨレのTシャツと少し短めのズボンをだして
自分の鞄から下着の入った袋を取り出した
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「一緒に寝ないとか冗談だよな？な！？」
『.......、』
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その間も優太は私の後ろを着いてきて
私にずっとそう言ってくる
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ずっと無視し続けて着いた浴室に入ろうとすると
優太もちゃっかり入ってくるから
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『っ、入ってくんな！バカ！』
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優太の暑い胸板を押して
慌ててドアを閉めた
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「......なにしてんの。」
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お風呂から上がって
優太がお風呂に入ってる間
私は優太の部屋で漫画を読んでいた
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『漫画読んでる。』
「.......、はぁ。」
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私がそう言うと
優太は困ったように眉を下げた
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「頼むから、ベッドの上はやめて。」
『え？』
「風呂上がりでしかも俺の服ってだけでもやべぇのに
お前、追い討ちかける気？」
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何がやばいのかさっぱり分からないけど
優太の目を見る限り
勘弁して欲しい、と言いたげで
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渋々ベッドから降りて
漫画を本棚へ片付けて
部屋から出ようとすると
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「ちょ、どこ行くんだよ。」
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優太によって腕を掴まれた
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『優太のお母さんと「お前はこっち。」
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苺大福(プロフ) - ななみさん» 幸せって、誰かの犠牲の上で成り立っているって昔好きだった人に言われたことあります。その言葉を思い浮かべながらかいてて凄く辛いです(；ω；) (2020年4月14日 14時) (
レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - みんないい子だし、みんな切ないね。みんなが幸せになるのは難しいのかなぁ…。 (2020年4月14日 12時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - 涼杜兄妹さん» コメントありがとうございます！岸くんも優しいから....、お互い不器用です(；；) 玄樹くんいつ登場させようか迷ってます( ´･ω･`) もしかしたら3にいくかもしれないです....、思ってたよりお話長くなってしまって....。すみません....。 (2020年4月12日 21時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - 切ないです…(´；ω；｀)さよならなんて言わないで…岸くん気付いてあげて、主人公ちゃんの気持ちに…。ここはもうげんきくんから喝をいただく流れですか！？早く戻ってほしいです(ノω・、)続き楽しみにしています！ (2020年4月12日 17時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - ななみさん» 主人公ちゃんの気持ちが岸くんに伝わればいいのですが.....。中々上手くいかないですね(；；)書いてる私も泣きそうです(なんで？) (2020年4月11日 22時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2020年2月27日 23時
