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5月上旬
ゴールデンウィーク
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『......半年ぶりくらい、かな。』
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私は東京に戻ってきた
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本当は優太が大阪に来る予定だったけど
流石に来てもらうばっかりは悪い、
そう言うと渋々了承した優太
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「A！」
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改札を出ると
迎えに来てくれた優太が腕を振っている
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何も知らない優太に
少し罪悪感と後悔を持つ私は急いで足を進めた
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お昼に出たからもう夕方で
優太の家に着くと美味しそうな匂いがする
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「Aちゃん！
久しぶりね！」
『お久しぶりです！
あ、これお土産.....。』
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永瀬から聞いて買った大阪の名物らしい紙袋を
優太のお母さんに渡すと
夕食後に皆で食べよう、と言われた
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「夕飯できるまで
優太の部屋でゆっくりしておいで。」
『え、手伝いますよ！？』
「いーのいーの、
優太の事構ってあげて笑。」
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その言葉に優太の方を向けば
若干拗ねたような顔をしてる
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行くぞ、なんて言って
私が持っていた大きめのバッグを抱えて
階段を登っていったから慌ててついていく
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『お邪魔します。』
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懐かしい優太の部屋
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最初に目に付いたのは
優太がバッグを置いた反対側のベッドで
自然と顔が熱くなった気がする
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悟られないように
優太の勉強机の椅子に腰かけようとすると
腕を引かれてそのままベッドに沈んだ
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『ゆう、た？』
「A、今やらしい事思い出しただろ。」
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私の上でニヤニヤしている優太は
完全に男の人で
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図星の私は
口をパクパクさせるだけ
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「.........目、瞑って？」
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優太の甘ったるい声に
ぎゅっと目を瞑れば優しいキスが降ってきて
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一度くっついて離れたかと思えば
短く何度も重ねられる唇
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優太の手が
私の腰あたりに来てやばい、と思った時
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『ちょ、優太待っ「ご飯できたよー！」...っ！？』
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優太のお母さんが突然入ってきて
吃驚した優太はそのまま身体を固まらせた
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苺大福(プロフ) - ななみさん» 幸せって、誰かの犠牲の上で成り立っているって昔好きだった人に言われたことあります。その言葉を思い浮かべながらかいてて凄く辛いです(；ω；) (2020年4月14日 14時) (
レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - みんないい子だし、みんな切ないね。みんなが幸せになるのは難しいのかなぁ…。 (2020年4月14日 12時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - 涼杜兄妹さん» コメントありがとうございます！岸くんも優しいから....、お互い不器用です(；；) 玄樹くんいつ登場させようか迷ってます( ´･ω･`) もしかしたら3にいくかもしれないです....、思ってたよりお話長くなってしまって....。すみません....。 (2020年4月12日 21時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - 切ないです…(´；ω；｀)さよならなんて言わないで…岸くん気付いてあげて、主人公ちゃんの気持ちに…。ここはもうげんきくんから喝をいただく流れですか！？早く戻ってほしいです(ノω・、)続き楽しみにしています！ (2020年4月12日 17時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - ななみさん» 主人公ちゃんの気持ちが岸くんに伝わればいいのですが.....。中々上手くいかないですね(；；)書いてる私も泣きそうです(なんで？) (2020年4月11日 22時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2020年2月27日 23時
