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『ひら....の..くん？』
「すみません、俺の彼女なんで。
やめてください。」
「ちっ、なんだよ。
つまんねぇ。」
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そう言って男の人は立ち去った
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『平野くん！なんでここに！？』
「待ち合わせ場所着いて待ってても来ないし。
連絡しても返事ないから何かあったかと思って。」
『 ご、ごめんなさい！
道聞かれて教えたらそのまま手引かれて...。
ごめんなさいっ。』
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申し訳ない気持ちでいっぱいになる
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心配して探してくれたのか
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平野くんの首筋は
少し汗をかいていた
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「...なんで謝るの？」
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不思議そうに平野くんは首を傾げる
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『 だって、汗かいてるし...！
迷惑かけたし...。』
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下を向く私の顔を上にむかせて
平野くんはほっぺをつねってきた
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『ひりゃのくん！？』
「迷惑なんて思ってないよ。
道教えたのはAちゃんの優しさでしょ。」
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そう言って優しく笑ってくれる
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「それにさ...。」
『？』
「俺の事必要としてくれた。
平野くんって助け求めてくれた。
俺は嬉しかったよ。」
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照れくさそうに
でも、嬉しそうに笑う平野くん
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この笑顔に毎回胸が締め付けられて
でもどこか温かくてホッとする
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...あぁ、私だめだ
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もう完全に平野くんの事好きじゃん
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そう自覚した私の世界は
突然色を変えた
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苺大福(プロフ) - masumiさん» コメントありがとうございます！！続きも出来たら違う作品も描きたいですね...！頑張ります！ (2019年10月13日 23時) (
レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
masumi(プロフ) - また紫耀くんメインのお話し書いて欲しいです。どこまでもの続きも楽しみにしています。 (2019年10月13日 22時) (レス) id: 04bb81641c (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - shokun82さん» あああ、誤字ってました！すみません！！！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
shokun82(プロフ) - syoではなくshoですが (2019年10月3日 23時) (レス) id: e323144fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2019年9月28日 23時
