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『感動した.....。』
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予告通り
本当に涙を流さずには見られない映画だった
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永瀬くんも少し目が赤くて
私にバレないように泣いてたのかな、と思うと
胸の奥がぎゅっとなる
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『あ、御手洗行ってくるね。』
「おん、そこで待っとくな。」
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一旦永瀬くんと離れて化粧室へ
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案の定、メイクは涙で少し落ちている
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鏡の前で直して髪の毛も整えて
御手洗をでた私は永瀬くんの所へ向かおうとした
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「ねぇ、あの人格好よくない?」
「ほんとだやばい!」
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ソファに座って
窓から見える景色を見ている永瀬くん
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その横顔はとても綺麗で
今更だけどこんなに素敵な人の隣に歩いてたんだ
そう思った
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「あのー、」
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ふと声をかけられた方を見ると
知らない男の人が私に話しかけてきている
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「1人ですか?よかったら俺とご飯行きません?」
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私の脳内の思考回路は停止
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見た目はそんなに怖くない人だけど
そんなこと言われたの人生で初めてで固まってしまう
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『あ、えっと.....「何してんの?」
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やっと声を絞り出せたと思ったら
私の前に永瀬くんが現れた
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「あー、彼氏いるのかぁ。」
『え!?彼氏じゃ...「そうです。
だからすんません、諦めて貰っていいっすか。」
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永瀬くんはそう言うと
私の右手を引っ張って歩き出した
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『永瀬くん!』
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私の声にピタッと足を止めた永瀬くんは
ゆっくり私の方を見る
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「なんですぐ言うてくれへんかったん....。」
『え?』
「Aさん遅いなぁ思ってトイレの方見たら
なんか知らん人に話しかけられてるし。」
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俺んとこすぐきてくれてもよかったやん、
そう言って拗ねる永瀬くんはちょっと可愛い
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『ごめんね?』
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永瀬くんの顔を下から覗き込むと
大丈夫、と返事が返ってきて安心したけど
離された右手に寂しさを感じた
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苺大福(プロフ) - FMYさん» 初めまして!ありがとうございます!!岸くんメインの作品が多いですが.....(汗)ありがとうございます!よろしくお願いします。 (2020年4月11日 16時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
FMY(プロフ) - はじめまして。廉くんとのストーリーきゅんきゅんしながら拝読させていただきました。他の作品も読ませていただきます!これからも頑張って下さい。楽しみにしています。 (2020年4月11日 14時) (レス) id: 489c69e91d (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - りんりんさん» もうすぐ終わりになります...。楽しみにしてくださってありがとうございます!頑張って書いてみます!! (2019年12月8日 13時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - いろはすさん» ほんまですか!?ありがとうございます!私も書きながらキュンキュンしてます((( (2019年12月8日 13時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - もうすぐラストでしょうか(;д;)更新楽しみにしている作品で、毎回キュンキュンで最高のお話で泣きそうになってます。これからも廉くんmainの作品楽しみにしています! (2019年12月8日 0時) (レス) id: de7080785b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺大福 | 作成日時:2019年11月7日 21時