004 R side ページ4
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カフェオレを手に持って控えめに飲む君と俺は
電車のドア付近にもたれかかってる
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いつも探しては遠くから見てるだけの存在が
今実際、俺の目の前におるっていうのは
不思議でしかない
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でも話しかけても相槌しかこやんし
ちょっと距離置かれてる間あるし....、
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ってまぁ向こうからしたら
知らん他校の男の子やし仕方ないけど
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もっと仲良くなりたいなぁなんて
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「あの....、」
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君がいつも降りてる駅が近づいてきた時に
初めて話しかけられた
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一瞬目が合ったと思えば
逸らされたから萎えたけど
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「私人見知りで....、
上手く話せなくてすみませんでした....。」
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君は申し訳なさそうに謝ってきたけど
俺にとっては嬉しかった
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だって人見知りなだけで、
俺が変人って思われてる訳じゃないって
わかったから
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「カフェオレ、ありがとうございました!」
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ゆっくり開いたドアと共に
そう言い放った君は
まるでもう終わりかのようやって
寂しいと思ってしまう
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『れん....。』
「え?」
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独り言のように出た
その小さな声に吃驚しながらも
こっちを振り向いてくれる君に俺は願いをこめた
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『永瀬廉、俺の名前。そっちは?』
「あ...、AAです....。」
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初めて聞いた君の名前に
少し心臓がぎゅっとしたのに気づいた俺は
笑って言った
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『またな、Aさん。』
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今度会う時は俺の名前、
ちゃんと呼んでな
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苺大福(プロフ) - FMYさん» 初めまして!ありがとうございます!!岸くんメインの作品が多いですが.....(汗)ありがとうございます!よろしくお願いします。 (2020年4月11日 16時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
FMY(プロフ) - はじめまして。廉くんとのストーリーきゅんきゅんしながら拝読させていただきました。他の作品も読ませていただきます!これからも頑張って下さい。楽しみにしています。 (2020年4月11日 14時) (レス) id: 489c69e91d (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - りんりんさん» もうすぐ終わりになります...。楽しみにしてくださってありがとうございます!頑張って書いてみます!! (2019年12月8日 13時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - いろはすさん» ほんまですか!?ありがとうございます!私も書きながらキュンキュンしてます((( (2019年12月8日 13時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - もうすぐラストでしょうか(;д;)更新楽しみにしている作品で、毎回キュンキュンで最高のお話で泣きそうになってます。これからも廉くんmainの作品楽しみにしています! (2019年12月8日 0時) (レス) id: de7080785b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺大福 | 作成日時:2019年11月7日 21時