カフェオレ - Ren.Nagase -

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カーテンから差し込む光は明るくない





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それは冬のせいなのか





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自分の体調からなのか





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今はそんなのどうだってよかった





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『38度6分.....。』





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昨日寒い中駅のホームにいたからだろう


見事に熱が出た私は学校を休むことになった





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A熱出ちゃった、今日休むね





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いつも一緒に登校してる海ちゃんにLINEを送ると


まさかの秒で返信が来た





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かいとええ!大丈夫!?


かいと部活終わったらお見舞い行くから安静にね!





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了解、と書かれている


看板を持ったうさぎのスタンプを送信して


ベッドの上に寝転がる





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.........頭が痛い





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もう一度寝ようかな





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そんな時通知がなったので


横目に携帯を見て飛び上がった





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れん昨日寒かったけど体調崩してない?





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エスパーかな、と思った私は


相当熱でやられていたのかもしれない





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永瀬くんは優しい人だから


きっと私が熱で学校休んだ、なんて言ったら


責任を感じてしまう




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A大丈夫だよ。





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そう送って既読がついた瞬間


電話が鳴る





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『もしもし....？』





「熱高いん？」





『.....え？』





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急な永瀬くんの言葉につまった私





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熱出た、なんて一言も送ってない





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「Aさん、文字でもわかりやすいねん笑。

....で、どうなん？」





『38度超えてる....。』





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はぁーと電話越しに永瀬くんのため息が聞こえる





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「今日家行くわ、お見舞い。」





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永瀬くんは私の体温を更に上昇させた





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