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「ほんっまにごめん!」
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電車に乗り込むなり頭を下げる永瀬くん
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『そんな....、謝らないで!』
「だって彼氏って勘違いしてたし。」
『まぁ、そうだけど....。』
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元はと言えば、
勘違いされるような行動をとっていたのは私であって
手繋いでいたら彼氏だって思うのは当然のこと
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「いつも手とか繋いでるん?」
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私の顔を覗き込むように
少し眉を下げた永瀬くんは言った
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『いつもじゃないけど、たまに?
海ちゃん普段からスキンシップ多いの。』
「....そうなんや。」
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結局永瀬くんが冷たかった理由は聞けなかったけど
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誤解が解けて元に戻れたっぽいからいいかな
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そして相変わらず
すぐに着いてしまう私の最寄り駅
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久しぶりの永瀬くんとも
もうお別れで会うのはまた1週間後
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『じゃあね。』
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まだ一緒にいたい、
彼女だったらそんなこと言えたのかな
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ドアが閉まる音と共に
私の後ろで鳴ったローファーの音
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『永瀬....くん?』
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振り返るとそこには
いるはずの無い永瀬くんがいる
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「もう遅いから送っていく。」
『え、いいよ、悪いから!』
「俺のせいで遅くなったんやから悪くない。
それに暗い中女の子1人で帰らされへんから。」
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永瀬くんはそう言って
改札方面へと足を速める
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"女の子"
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永瀬くんに言われた言葉で
私の頬はきっと赤かった
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苺大福(プロフ) - FMYさん» 初めまして!ありがとうございます!!岸くんメインの作品が多いですが.....(汗)ありがとうございます!よろしくお願いします。 (2020年4月11日 16時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
FMY(プロフ) - はじめまして。廉くんとのストーリーきゅんきゅんしながら拝読させていただきました。他の作品も読ませていただきます!これからも頑張って下さい。楽しみにしています。 (2020年4月11日 14時) (レス) id: 489c69e91d (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - りんりんさん» もうすぐ終わりになります...。楽しみにしてくださってありがとうございます!頑張って書いてみます!! (2019年12月8日 13時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - いろはすさん» ほんまですか!?ありがとうございます!私も書きながらキュンキュンしてます((( (2019年12月8日 13時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - もうすぐラストでしょうか(;д;)更新楽しみにしている作品で、毎回キュンキュンで最高のお話で泣きそうになってます。これからも廉くんmainの作品楽しみにしています! (2019年12月8日 0時) (レス) id: de7080785b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺大福 | 作成日時:2019年11月7日 21時