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ぎゅうっと抱きしめられている私の身体
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流石に苦しくなって
岸くんの背中を軽く叩くと離れたけど
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岸くんは少し寂しそうな表情をしていた
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「あんま近づきすぎちゃダメっすよ。」
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斜め下を向いていて合わない視線
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言葉の意味を理解できない私は
首を傾げるしかなかった
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『なんで？』
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「ムカつくからです。」
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今度ははっきりと私の目を見て言った岸くん
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「仕事って割り切りたいっす、
でもやっぱ嫉妬します。」
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" 嫉妬 "
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まさか岸くんから
その言葉が出てくるなんて思ってなくて
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ましてや私の方が歳上で未だに
岸くんの大事な時間を奪ってないかな
たまにそう思うのに
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ド直球に言われた言葉は
あまりにも恥ずかしくて
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赤くなった顔を見られないように
下を向く
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けど、くいっと意図も簡単に
岸くんの長い指であげられる私の顔
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重なった視線から目を逸らせない
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すると岸くんは困ったように
眉をひそめて笑った
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「そんな顔、
俺にしか見せちゃだめっすよ。」
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甘い言葉と同時に降ってきたのは
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優しいキスだった
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苺大福(プロフ) - ちゃちさん» コメントありがとうございます！続き考えてなかったのでまた考えて書いてみます！ (2020年1月20日 16時) (
レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃち(プロフ) - ドSな岸くん…好きですっ！！！別に、の帰宅後も気になります(///ω///)♪ (2020年1月20日 10時) (レス) id: 90dd5545be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2019年12月26日 0時
