パーカー少女episode2

Yuzu　Side ページ12

平昌五輪から暫くたち、次は全日本選手権。
　

全日本選手権に向けて練習をしてた時だ。

俺は４回転ループを跳ぼうとした

そんなときだった。



ー…ガシャンッ！



結弦「ｯ!?」



右足に痛みを感じた。


俺は立ち上がろうとした瞬間右足に大きく

痛みがかかり、ふらついた。

異変に気がついたオーサーコーチと

ボーン先生が俺のもとに駆け寄った。

結弦「大丈夫です。」

オーサー「いいや、診てもらおう。」

結弦「…」



俺は医務室へと連れて行かれた。


右足は動かず、肩を借りる始末だ。


ｶﾞﾁｬｯ


医務室に入り、足首を診てもらうと


「…靭帯損傷…かもしれないですね」


結弦「えっ、」


「一度病院で診てもらってください。」


結弦「…はい。」


俺はそのまま病院へ向かった。


レントゲンやいろいろ検査を受けた結果


「右足首靭帯損傷…ですね。
全治三週間ほどでしょう。」


結弦「三週間…」


「その間絶対安静にしててください。」


結弦「試合には…間に合いますか？」

「一概には言えませんが、8週間かかる場合もありますので…」


結弦「…8週間…」


俺はどんな顔をして（人2）に会えばよいのだろう



結弦「…ありがとうございました」

俺は担当医にお礼をいい、オーサーらに説明をし、松葉杖をいただき、帰りは一人で病院からタクシーで帰ることをコーチらに伝えた。


帰りは一人になりたい…そう思った。

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