生徒会のヒミツ【3】 (ページ7)

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Secret104 ページ7

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プールサイドに上がって。

このビショビショになってしまった制服のまま

教室まで向かい、体操着に着替えた。

下着はビショ濡れのままだから

気持ち悪さあるけど仕方ない。

昇降口まで行くと先帰ったと思っていた紫耀が

私と同じ体操着姿で壁に寄りかかって立っていた。

あ「何してるの？」

紫「一緒に帰ろうと思って待っとった。」

ふにゃ、と微笑みを私に向ける。

紫「家まで送る。」

あ「え、いいよ。」

紫「はよ帰りたいやん。」

それは、私の姿を見て思って

言ってくれてるのか

自分が単に早く帰りたいからなのか

分からないけれど、

いくら断っても引き下がらなそうな気がして、

紫耀の迎えの車に乗せてもらうことにした。

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紫「腹減ったー」

あ「それって紫耀の口癖？」

お腹空いたか眠いかのどちらかの発言を

常に耳にしてる気がするんだけど。

紫「食べてる時と寝てる時が

至福のひとときやな。」

確かに生徒会室行けば

自分の部屋でずっと寝てるし

食べてる時は

本当に幸せそうな顔するよね。紫耀って。

紫「またアレ食べたい。」

あ「アレ？」

紫「ナイフとフォークを使わんくて

黄色のM字の…「マックね。」←

随分変な覚え方してるな。

逆にそっちで覚えてる方がすごいわ。

紫「そや！また近々行こ！」

「廉も連れて！」と最後に付け足して言う紫耀に

眉間に皺寄せて思い切り嫌な顔をした。

あ「えー…考えとく。」←

なんでブラック王子がハッピーセットなわけ←

またマックなんて言ったら

「こんな下品な食べもん食べへんわ！」とか

ブツブツ文句言うじゃん。

もうその姿が想像出来ちゃうもん。

だったらもっと別な人誘おうよ。

例えば海ちゃんとか姫ちゃんとかさ。

いや、

会長が一番ハンバーガー食べてる姿似合いそうだな。

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