生徒会のヒミツ【3】 (ページ45)

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Secret142 ページ45

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あ「ね、ねぇ永瀬…」

廉「あ？」

あ「なんか楽しい歌、歌って…」←

廉「アホか。なんで俺やねん。

自分で歌えばええやろ。」

あ「ケチ。」

階段登って、

怖がることなくどんどん先行くブラック王子の背中に

ピタッとくっ付く。

木製で出来てる床。

慎重に歩かないと床が付き抜けてしまいそうだ。

廉「なんや。なんも出やん。

あーアホらし。」

なんて呟くブラック王子。

けれど。

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"…た…す、け…て…"

…

…え、？

あ「な、永瀬…今なんか言った…？」

助けてって声が聴こえたような…

廉「あ？なにも言うてへんけど。」

"こっ…ち、へ…き、…て…"

…いや、違う。

明らか声の高さからしてブラック王子の声じゃない。

しかもさっきから聴こえる声は後ろからしてる。

嫌な予感がした。

振り向いちゃいけない気がした。

けれど、聴こえてくる声が"こっち向いてよ…"と

言ってくるからゆっくりと恐る恐る後ろへ

振り向く。

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あ「ぎゃぁぁぁーーーッッ！！」

月に照らされ、影となって映し出されたシルエット。

微かに見えた顔は、血まみれで。

首がありえない方向へ曲がっていた。

堪えられず、今まで出したことのないような

悲鳴を上げて、ブラック王子を置いて

不安定な廊下を走り出す。

廉「はっ！？おいっ！」

廉の言葉なんか耳に届かず、それどころではない私は

恐怖のあまり走り続けた結果。

あ「きゃっ」

バキッ

という音がして、床が抜けて

その穴にハマってしまった。

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