生徒会のヒミツ【3】 (ページ23)

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Secret120 ページ23

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岸「いやいや！普通じゃねーから！

それはお前らだけな！！」

…およよ？

およよ？？

けれど、唯一会長だけは、違った。

海「それは岸くんがケチすぎんだよ。

ね？Aちゃん？」

なぜか庶民の私に同意を求めてくる海ちゃん。

岸「確かにケチなのは認めるけど！！」←

私も会長に賛同します。

ケチではないけど。←

紫「俺は、自分より強いヤツ見つけたら

謝礼金渡すで。」

廉「…」

神「…」

玄「…」

岸「えっ！？まじぃ！？」

一瞬静まり返った空気。

岸くんだけが反応した。

海「…いや。それは分かんねぇわ。

それは紫耀だけだよ。」

海ちゃんの答えに岸くんと紫耀以外が

うんうんと深く頷いた。

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玄「それでは、テストも終わって

Aが生徒会メンバーに加わった歓迎として

乾杯の音頭を会長の岸くんにしてもらいまーす。」

運ばれてきた飲み物を各自手に持ち、

指揮を取ってた姫ちゃんは、会長に振る。

岸「はっ！？俺！？俺なの！？

マジで！？」

海「はやくー岸くーん」

慌てる岸くんを前に、海ちゃんが

更に急かした。

岸「えー…じゃ…今日はテストお疲れっした！

Aちゃんが急遽…「ハイかんぱぁーい！！」

まだ喋ってる途中だった岸くんの声を遮って

可愛らしい笑顔で先に乾杯し出した海ちゃん。

みんなはツッコむこともせず乾杯して、

カチン、というグラスのぶつかり合う音が響いた。

岸「うぉいっ！！俺今喋ってたから。

まだ喋ってたのになんで乾杯した！？

おい、海人。なんで乾杯した！？」←

本人的には至って真面目に問い詰めてるのに

肝心の海ちゃんはまた可愛らしい笑顔で、

海「だって長くなりそうだったんだもん。

氷が溶けちゃうよ。」

しれっと毒を吐く。

会長って一番最年長なのに年下の彼らに

とことん弄られてるよね。

最年少の海ちゃんにさえ弄られてるって。

どんだけ愛されてるの。

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