覚えたくない過去、嫌な現実 (ページ24)

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救いページ24

ｸﾛﾕｷ「はっ…！、はぁ…、はぁ……」

夢、それも悪夢…

生々しかった

ｸﾛﾕｷ「……もう」

もうやだよ、なんでこんなことにならないと行けないの…？

地上にいた時には幸せ過ぎたの？

その罰でも降りて来たの？

それでも

ｸﾛﾕｷ「あんまりだよぉ……」グシュッ

ほら、また

涙が……

「お前、こんな所で何してるんだ？」

ｸﾛﾕｷ「！？！？」

だ、誰かいる、なんで、ここは俺が

ｸﾛﾕｷ「だ、誰……？」

いつもの声が出せない、仕方ないさっきまで泣いて、そして眠っていたんだ

「変な所からネガティブを感じてな、何してたんだ？」

ｸﾛﾕｷ「…泣いてた」

「1人でか？」

ｸﾛﾕｷ「俺以外に誰がいるんだよ、どこから来たのかは知らねぇけど、早くどっか行ってくれ…」

慣れない相手には、兄さんみたいな言葉遣いで喋る

そうしていると、なんとなく落ち着いたから

にしても、なんだこいつ…

ｸﾛﾕｷ「どこから来たんだ…？」

「そうだな、こことはまた別の世界から来た、と言ったら？」

ｸﾛﾕｷ「……別に、」

今更そんなことで驚くことはなかった

プレイヤーもいるんだ、もうそんなのはどうだってよくなって来ていた

少し自分の気分も落ち着いて来て、声がする方に向く

ｸﾛﾕｷ「っ！」

それは、兄さんに似たような見た目だった

だけど、どこか違う、というかほとんど違う

あんなにドロドロしてないし、兄さんはもう少しなんか、こう…

とりあえず、なんか違う

「…そういや、お前、名前なんていうんだ？」

少し沈黙状態が続いていたが、あっちから声がかけられてすぐには答えなかった

ｸﾛﾕｷ「…普通聞く方から言うんじゃねぇか？」

「…ハハ、お前面白いやつだな」

どっちがだよ…

ｸﾛﾕｷ「…ふん」

「ふっ、俺はナイトメア、ほらお前はどうなんだ？」

ｸﾛﾕｷ「……黒雪だ、これでいいだろ？」

ナイトメア(以下ﾒｱ「黒雪か、お前性別どっちなんだ？俺とか、言葉遣いは男みたいな使い方してるが、見た目は女だよな」

ｸﾛﾕｷ「あのな、俺は女だ、あとお前って、名前聞いた意味ないだろ」

なんなんだ、こいつ…

でも、なんでだろ

少し、兄さんみたいで落ち着いた