お葬式 ページ14
…葬式が行われてる
あの後、兄さんと、俺と、みんなと
必死になって、パパを探した
少しでも生きていて欲しい
少しでも、塵でもいいから残っていてて欲しい
そう思いながら、探していた
でも、結局見つからなかった
だから、何日か考えた末に、塵がない状態での葬式が行われていた
そして
キャラとアズリエルも死んじゃった
アズリエルがキャラを殺したと勘違いしたみたいで
攻撃を受けながらも帰って来て、そして…
地下世界は不運でしか見舞われていないのかな
みんな、なんで幸せになっちゃ、ダメなんだろうな
そう思っていた
キャラと、アズリエルと
もう少し、遊びたかったな…
兄さんに呼ばれて、俺達の研究室に来た
クロユキ「どうしたの?兄さん」
サン「…今日限りで、研究者を、やめようと思うんだ…」
クロユキ「…え?」
な、なんで
だって、兄さんは、パパの跡を
サン「俺は、博士を、救えなかった、博士に色々な能力をもらったのに、使いこなせなかったんだ…」
クロユキ「で、でも、だからって」
だからって、諦める必要は
サン「あの後、どうにかして、博士を蘇らすことが出来ないか研究してたんだ、俺達みたいに」
クロユキ「…!、だ、だから、最近見なかったのか…」
サン「でもな、俺達は特別なんだ、人間の体を使って生きてるようなもんだからな。
でも、博士は違う、歴としたモンスターだ
なくなった人はもう、元には戻せないんだ…」
…兄さんは元々諦めっぽい性格だった
でも、博士とかに言われると、やることはやったし、後片付けもしっかりやる方だった
兄さんは
研究者を諦めた
そこからが、兄さんが変わる前兆だったのかもしれない
もし、あそこで、止められていたなら
あんな結末には、ならなかっただろうか…
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れい(プロフ) - 私も応援してるよ! (2020年8月20日 14時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
ちい☆(プロフ) - 面白い!頑張ってね! (2020年8月14日 4時) (レス) id: 8b477417ab (このIDを非表示/違反報告)
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