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＃6 ページ8
mz side
仕事が終わり家に帰ると、珍しく琥珀が出迎えてくれた
「瑞稀、今から神谷の神社に行くわよ」
開口一番にそんなことを言われた
「なんで？」
昼過ぎだから良いものの、何故こんなに突然言うのか疑問だった
「時雨が現れた」
おおよその事態は把握出来た
時雨、と言うのはその名の通り雨に関する妖だろう
つまり、今年の梅雨明けが遅い原因はそこなのだ
「わかった、すぐ準備するから待ってて」
帰ってから息を着く間もなく俺は家を出た
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作者名：ゆるゆき。 | 作成日時：2021年9月17日 15時
