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#5_やまない雨はない ページ7
mz side
雨が降っていたせいで普段よりも遅れて楽屋に入る
「おはようございまーす」
「おはよー」
「あれ、瑞稀今日遅かったね」
「外土砂降りだったからさ」
「そういえば今年梅雨明け遅くない?」
ガリさんが言った言葉にみんなが同意する
7月下旬なのに一向に梅雨明けする気配がない
もう紫陽花も枯れてしまうのではないか、なんて変なことが頭に浮かんだ
今から撮る雑誌の内容は初夏がテーマなのに雨のせいで気分が上がらない
「早く梅雨明けしねぇかなー…」
俺が呟いたその言葉は雨の音にかき消された
これが妖の仕業だなんて知らずに
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作者名:ゆるゆき。 | 作成日時:2021年9月17日 15時