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#3 ページ5
mz side
「聞いてないようだな。まぁ男だから仕方ないな」
「…どういうことですか?」
「お前の母親の一族はな、昔から妖が視えるんだ」
「だから俺も視えるのか!」
「いや、普通ならばお前は視えないはずだ」
訳が分からず首を傾げる
「一族の中の”女”だけが視えるはずだからな」
「じゃあなんで俺は視えるんですか…?」
「それは儂にもわからぬ。そうじゃ、少し待ってておくれ」
そう言うと神主さんは社の中に入っていった
「あったあった、お前さん家の家系図じゃ」
「俺の家の…」
「お前さんの先祖が巫女としてここで働いててのう。だから家系図がここにあるんじゃよ。古すぎて殆ど読めないけれど何か分かるかもしれん。これをやる」
そう言って見るからに古そうな巻物を貰った
「あ、ありがとうございます!」
「ところで、お前さん名前は?」
「井上瑞稀です!」
「良い名前じゃな。儂は神谷だ」
それから少し話して境内を出た
「じゃあまた来ますね!神谷さん!」
「おう」
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作者名:ゆるゆき。 | 作成日時:2021年9月17日 15時