燃ゆるこの手に灯火を

＃2 ページ4

mz side


「神主さんなら倉庫だよ」





……喋った


「えっ何？！どういうこと？！」

「私の姿が見えるのか？」

「見えるけど…」




そこまで言って理解した

この猫は妖だ




そこへ神主さんがやって来た


「神谷、この子私のことが視えるってよ」

「そうなのか」








「さてはお前さん井上さん家の子か？」




自己紹介もしたことないのに突然言われて驚く


「そうですけど…」


「やはりな。お前さん、母親から何か聞いてないか？」

何か言われた覚えなんてないから首を振った



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