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赤鉄鋼 ページ7
ab side
「おーい涼太ー」
ピークの時間帯が過ぎ去った店内に翔太の気の抜けた声が響く
1度片付けをする手を止め、舘さんがこっちへ向かってきた
「どうしたの？」
「涼太のペンダント見せて」
「あぁ、これのこと？」
差し出された物を見ると、それは明らかに俺の元にも届いたペンダントだった
「実は俺もそのペンダント持ってるんだよね」
ほら、と言って舘さんに見せると、いつものポーカーフェイスに少しばかり驚きが滲み出ていた
「2人とも持ってるなら、これ着けた人が店にきた時すぐ気づくか」
どうやら、このカフェの来店者にペンダントの所持者は居ないらしい
結局、この日は情報交換用に連絡先を交換しただけで終わった
.
終わり
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作者名：ゆるゆき。 | 作成日時：2021年6月2日 20時
