ペンダントが導く先に＿＿＿ (ページ3)

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月長石ページ3

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驚いた

阿部先生がペンダントを付けていたのだから

でも、あまり関わりが無いような先生だから、どうして先生もペンダントを付けているのか謎だった

頭の中で考えないようにしていたペンダントと手紙の謎がぐるぐると頭の中で渦巻いてしまい、物理の授業に今ひとつ身が入らない

そうこうしている内に授業が終わった

話しかけなければ、という謎の使命感に駆られ、阿部先生に時間が取れないか、と聞く

阿部先生は驚いた顔をしつつも二つ返事で承諾してくれ、放課後に談話室を取ってくれた

放課後になり、談話室へ向かう

阿部先生に何があったのか聞かれ、ペンダントと手紙を見せた

『阿部先生も、これ持ってますよね？』

驚いた顔を見せたが、ペンダントを外して見せたから、やはり心当たりがあるらしい

『ということは、9人のうち2人は揃ったってことでいいんですよね？』

「多分、そうなんじゃないかな」

俺は1度深呼吸をして、先生に言った

『先生、一緒に残りの7人を探しましょうよ。イタズラかもしれないですけど、なんとなく探さなきゃ行けない気がして…』

「俺も同じこと考えてた。第六感的な？笑」

先生も同じことを思っていたらしく、おどけて見せた

そしてこの日から、2人手を組んで、残りのペンダントの持ち主を探すことになった