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緑玉髄 ページ2
ab side
いつものように学校へ行き、いつものようにHRを始める
教師という仕事を始めてから気づいたことだが、高校生というのは異様に洞察力が高いと思う
今だって、ペンダントのことを女子生徒に気づかれた
なんとか誤魔化し、その場を去る
職員室に戻ってからも、手紙のことが頭から離れない
まるで、思考の海にでも入ったかのように
そのせいか作業時間も普段の倍かかってしまい、同僚の川島先生に「阿部先生らしくない」と言われてしまった
気づいた時には授業の時間になっていたから、授業を行う2年生の教室へ向かった
授業後、ラウールくんに話しかけられた
「阿部先生、話したいことがあるので、放課後、時間ありませんか？」
あまり接点が無い生徒だったので、驚きつつも二つ返事で承諾し、放課後に談話室の使用予約を取った
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作者名：ゆるゆき。 | 作成日時：2021年6月2日 20時
