けいおんぶ！ (ページ37)

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優｢そんなガリさんはどうなのよ！全然俺に教えてくれないじゃん！｣

猪｢しかたねーな、姫のために特別な～｣

『めちゃくちゃ気になる！』

猪｢俺今同じクラスの子と付き合ってて、同クラだと色々あるから黙ってんだよ｣

優｢なるほどねぇ｣

『どっちから好きになったの！？』

猪｢ん～向こうかな？｣

『ガリさんは何でその子が好きになったの！？』

猪｢2人になれる瞬間とかにめっちゃアピールしてくれたり、こまめに連絡くれたり、俺の事すげぇ好きじゃん！って思ったら可愛くて俺から告白した感じよ～ｸｩｰ恥ずかしｯ！｣

『ほぉ…素晴らしい……』

優｢俺の時と反応が違うんですけどぉ(怒)｣

猪｢そんで姫は誰が良かったん？デートしたんでしょ？｣

『えっ？あ、うん、みんな楽しかったよ！』

優｢嶺亜くんは！？どこ行ったの？｣

『映画館行ったよ』

猪｢ラブストーリー？｣

『そう！てかすごいびっくりしたのが私が好きな少女漫画の実写版だったの！みたいなぁと思ってたから嬉しかった！』

優｢…姫それ素で言ってる？｣

『え？何が？』

優｢それ嶺亜くん前もってリサーチしてるから絶対。俺でも分かるわ｣

『でも私あの漫画が好きだなんて誰にも言ったことないよ？』

猪｢姫が少女漫画読むのは知ってたんじゃないの？｣

『あ、うん、そうだね！部室でたまに読むし』

猪｢じゃあ上映してる原作少女漫画のやつ見れば運良きゃ姫が読んでるやつだし、読んでないとしたらこれから見ようってなるやん？｣

『え！何それメンタリズム！？すごい！』

猪｢俺はD〇iGoか(笑)｣

優｢そうやってしれっと姫の好きなこと取り入れちゃうのまじ嶺亜くんどんだけ姫のこと好きなんだって思うわ～｣

『あ、あのさ』

優｢ん？｣

『今から相談すること誰にも言わないって誓って聞いてくれる？』

猪｢どした？｣

『園芸委員会のこの花の元に誓って絶対誰にも言わないでくれる？』

優｢それ植えたの業者だけどね、そこまで言われたらもちろん誓うよ｣

猪｢俺めっちゃ口かてぇから安心しな｣

『ありがとう…あのさ、私って嶺亜さんが好きなのかな？』

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