46. you side ページ46
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シャワー浴びてくる、と欠伸をしながらお風呂場に向かったマークさんを見送ると、入れ替わりでユギョムさんとベンベンさんが起きてきた。
眠そうに目を擦る2人に控えめに挨拶をすると、舌足らずな「おはようございます」が返ってきた。
寝起きにも関わらずニコニコと笑顔で対応してくれる2人。
良い子たちだなぁと感心していると、隣に座っていたジニョンが「さて、僕も準備してこようかな」と言って立ち上がる。
「シャワー誰か入ってるのー？」
「マクヒョンが入ってるよ」
「うわ、珍しい！マクヒョンが早起きしてる！」
大げさに驚くベンベンさんを見てジニョンが顔をしかめる。
「ベンベン、声大きい」
「朝だもん！元気出さなきゃでしょー？ユギョマー」
ジニョンの注意を慣れたように流してユギョムさんとどっちが先にシャワーを浴びるかジャンケンし始めたベンベンさん。
諦めたようにため息をつくジニョンを見ていると、ふい目があって苦笑いをされた。
「いつもこうなんだよ」
「元気があるのは良いと思うよ」
「程度によるでしょ。この子たちは元気すぎる」
もう一度深くため息をついて2人に視線を戻すジニョン。
言葉とは裏腹に、彼らを見つめる瞳は優しさが溢れているから自然と頬が緩む。
「どうせ今シャワー空いてないし、Aの怪我の消毒してあげて」
そう言い残して自室に戻ってしまったジニョン。
はーい！と元気よく返事をする2人。
確かにさっき顔を洗ったとき、ガーゼとか外しちゃったけど。
だからと言ってそこまでしてもらうのは申し訳ない。
大丈夫です、と遠慮しようとしたけどすでに救急箱を持ったユギョムさんがいそいそと準備を始めたので口を閉じた。
「ベム、消毒液どれかなぁ？」
「これじゃない？」
「これしてガーゼでいいよね？」
「たぶん？」
目の前で繰り広げられるやり取りをほっこりしながら黙って眺める。
この子たちはGOT7の中でも末っ子の2人らしい。
マンネラインって言ってたかな。
見た目は大人びているけれど、話し方や行動が末っ子感溢れていて微笑ましい。
「よし！じゃあ始めまーす！」
「ふふ、お願いします」
ベンベンくんが手術を始める医者のようなポーズをしてキリッとするものだから少しだけ笑ってしまった。
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ソル(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2017年5月29日 18時) (
レス) id: ed08a08e21 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 表現の仕方がすきです。更新待ってます (2017年5月8日 0時) (レス) id: 40f03127af (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年5月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのさん
| 作成日時：2017年4月4日 22時
