45. you side ページ45
.
ジニョンに背を向けてマークさんに向き直す。
「マークさん、おはようございます」
「うん、おはよう」
ニコリと甘く微笑まれて心臓を撃ち抜かれる。
朝からこんなに素敵な笑顔を拝めるなんて。幸せか。
顔が自然と緩んでしまうのはもう仕方ないことだ。
かっこいいんだもの。
私も女だし、綺麗な顔を見て嫌な気持ちにはならないでしょ。
「何、その顔。僕のときと全然違わない?」
私の緩みきった表情を見て不満げな声で指摘してくるジニョンさん。
「マークさんは笑顔が素敵だから」
「…僕の笑顔は気持ち悪いって言ったくせに」
「え、気持ち悪いって言ったの?」
「そうだよ。マクヒョン、ひどいと思わない?」
「あまりにもひどい作り笑いだったから親切心で教えてあげたんです」
「あー、ジニョンたまにやばいときあるよね」
「え、うそ。マクヒョン?」
マークさんが味方についてくれたおかげで形勢逆転である。
ジニョンの作り笑いは目が笑ってないよね、っと言ってキャッキャと笑うマークさんに心がほっこりする。
笑顔のバリエーションがすごい。
無邪気な笑顔も素敵。可愛い。マークさん可愛い。
「ええー、マクヒョンの笑顔と何が違うの」
「マークさんは素直な感じ。笑いたいから笑うっていう笑顔。だから素敵なの」
「ふふ、なんかちょっと恥ずかしい。ありがとう」
耳を赤くして照れた様子で笑うマークさん。
その姿を見てジニョンにドヤ顔をする。
「ね、素敵でしょ?」
「はいはい、僕とは違いますね」
183人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソル(プロフ) - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2017年5月29日 18時) (レス) id: ed08a08e21 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 表現の仕方がすきです。更新待ってます (2017年5月8日 0時) (レス) id: 40f03127af (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年5月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きのさん | 作成日時:2017年4月4日 22時