24. you side ページ24
玄関では数人の男性が靴を脱ごうとごった返していた。
見知らぬ男性が沢山いる状況に少しだけ緊張が走る。
この人たちがジェクと同じGOT7なのだろうか。
「おかえり!」
「あ、ヒョン。ただいまー」
「その女性が、ジェクが助けた人?」
「そう!えっとな」
「マネヒョンから話は全部聞いてるから」
ジェクと黒髪の柔和な雰囲気を漂わせる男の子のやり取りを後ろで静かに眺める。
ふいに視線感じてそちらを向くと、唇の厚い男の子と背の高い男の子が肩を組んでこちらを見ていた。
とりあえず、笑顔かな、と小さく微笑んでみる。
上手く笑えてたかな。
ハッとした表情を浮かべる2人に、どうやら上手く笑えていなかったようだ、と肩を落とす。
「お、そっか!じゃあみんなに紹介する!」
A、おいで、とこちらを向いて私に手を差し出すジェク。
「AA、日本人!俺と同い年!んで、今日からここに住むから!」
「初めまし、…ん?」
簡単に紹介をしてくれたジェクに続いて、挨拶の言葉を並べようとしたが、最後の爆弾発言に時が止まった。
時が止まったのは私だけではないようで、他のメンバーたちも目を丸くしている。
「え、待って。住むってどういうこと?それはマネヒョンからも聞いてないよ?」
戸惑いながら、マネージャーさんに視線を移した優しそうな黒髪青年。
自然とマネージャーさんに視線が集中する。
「俺もそれは初耳だ」
沢山の視線を向けられて戸惑うマネージャーさん。
「だって俺がさっき決めたもん」
この場にいる全員を翻弄させているにもかかわらず、飄々と答えるジェク。
「マネヒョン、家政婦探してるって言ってたじゃん」
「言ってたけど、まさか」
「そう!A!俺らの家政婦にしよう!」
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ソル(プロフ) - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2017年5月29日 18時) (レス) id: ed08a08e21 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 表現の仕方がすきです。更新待ってます (2017年5月8日 0時) (レス) id: 40f03127af (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年5月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きのさん | 作成日時:2017年4月4日 22時