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14. you side ページ14

「Do you know GOT7?」
「GOT7?Sorry,I don’t know.」


なぜ急に英語?と戸惑いながら答える。


がっせぶん?なんだろう?と考えていると、運転席のお兄さんが吹き出した。


「やー、ヒョン!笑うなよー!」
「ごめんごめん。俺のことは気にせず、続けて」


肩を震わせて笑っているお兄さんを見て、知らないとまずい常識みたいなものだったのだろうかと内心焦る。



「ごめんなさい、3ヶ月前に韓国に来たからこっちのことまだ分かってなくて…」
「いや!いいんだ!どちらかというと俺たちの問題だから!」
「俺たちの問題?」
「そう!あのな、GOT7っていうのはグループ名で、えっと、K-POP Idol!」


指をパチンと鳴らして、ウインクするジャクソンさんにコクリと頷く。


「僕は、GOT7のWild and Sexyジェクスンでーす!」
「…はい?」


え?ワイルドとセクシーがなんだって?
急に日本語で言われて、内容も相まって頭がついてこない。
気の抜けた返事をした私に、え、違った…?と自分が話した日本語の心配をし出した彼。



「つまり…ジェクスンさんって芸能人なんですか?」
「Yes!」
「有名?」
「んんー、わりと?」

って、本人に訊かないでー!と言って先ほどと同じように両手で顔を覆う彼に、頭を鈍器で打たれたかのような衝撃が走る。



「GOT7…」
「そう、GOT7!あ!見る?」



スマホに指を滑らせたかと思えば、ほら!と画面を向けられた。
画面の中では7人のかっこいい男の子たちがそれぞれポーズを決めて立っている。



「おぉ…」
「ちなみに俺これな!」
「え、ジェクスンさん!?」
「そうだよ!確かに今メイクしてないし、オーラないかもだけど!」
「あ、アイドルですね…」
「さっきから言ってんじゃん」


得意げに胸を張ったジェクスンさんを見て固まる。



「ちなみに、俺はGOT7の運転手兼マネージャーね」

そう言ってバックミラー越しにこちらを見てくるお兄さん。

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ソル(プロフ) - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2017年5月29日 18時) (レス) id: ed08a08e21 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 表現の仕方がすきです。更新待ってます (2017年5月8日 0時) (レス) id: 40f03127af (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年5月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きのさん | 作成日時:2017年4月4日 22時

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