11. jackson side ページ11
「ちょっと待って。警察に相談しに行ったって…前もこういうことがあったの？」
マネヒョンが表情を強張らせながら問いかけた。
俺も意味を理解して背筋が凍った。まさか、そんな。
「いや、えっと…ストーカーの相談で行って」
「ストーカー？」
「今日のあの人、たぶんストーカーです。前から視線を感じてて。気がついたらそこにいる、みたいなことがよくあって」
「そいつが今日手を出してきたってこと？」
「今日ちょっと油断してて、いつもは一人にならないように気をつけてたんですけど…あの、ごめんなさい」
申し訳なさそうに、きゅっと肩をすぼめて話す姿を見てふつふつと怒りが込み上げてくる。
「Aが悪いとこなんて一つもないじゃん。100%悪いのはストーカー野郎だ。謝んなくていいよ」
「でも、」
「おいおい、埒あかないから一旦この話切るぞ。えっと、Aさん、ていう名前なの？」
「あ、はい。AAと言います。日本人です。」
お互いに引き下がる気がないのを察して、ヒョンが助け舟を出してくれた。
「とりあえず、怪我の手当てしようか。こんな時間だから病院も空いてないし…頭とか打ってないなら俺たちの家で手当てしてもいい？」
「はい、大丈夫です。本当に何から何までありがとうございます」
「いいよ。そんな頭下げないで」
これでもかというほど上半身を倒して頭を下げる姿に、お、日本人っぽい、と思っていると、ヒョンも同じことを感じたみたいで笑いながら彼女の身体を起こしていた。
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ソル(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2017年5月29日 18時) (
レス) id: ed08a08e21 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 表現の仕方がすきです。更新待ってます (2017年5月8日 0時) (レス) id: 40f03127af (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年5月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのさん
| 作成日時：2017年4月4日 22時
