魔法の小瓶（リクエスト） ページ7
「少し良いかな。」
此処はアカツキワイナリーのAの自室。
ノックが聞こえたかと思うと現れたのはディルックであった。
Aは愛用の剣の手入れをやめ振り返る。
『どうされましたか？』
「明日出掛けようと思うんだ。良ければ空けておいてくれないかい？」
『はい、大丈夫ですよ。…ですが突然ですね。もしかして急ぎの御用事が？』
心配そうに尋ねるAにディルックは少し目線を逸らした。
「…買い出しが目的ではなく2人で出掛けたいと思ってね。」
2人で、という言葉にAは息が止まるかのような気がした。
溢れそうになる感情を何故か隠したくなってしまいAは矢継ぎ早に言葉を紡ぐ。
『あ、え、っと以前仰っていた取引先との商談の件は大丈夫なんでしょうか。』
以前夕食を食べていた際に話した商談の話をAは挙げる。
心配する思いもあったが正直今はこれしか話題が出せなかった。
「先日無事に終わらせたよ。少し難儀だったけどね。」
『そう、ですか、ではあの！明日の準備をしますので！』
Aは頭を下げるとディルックを半ば無理やり外へと追い出すように捲し立ててしまった。
Aは静かに扉を閉め、深い溜め息を洩らす。
視線の先にはクローゼットに入った衣類達に向けられていた。
そこには以前買い出しの際に買って貰った手持ちのモラでは到底買えそうにないお洒落で生地の良いものばかりがズラリと並べられている。
(…流石にずっと旅用の服を着ているのも申し訳ないよね。)
Aはクローゼットからある一着を取り出し、明日への高揚とする気持ちを抑え込んだのだった。
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だいふく(プロフ) - わざわざ返信までしてくれるんですか？！ありがとうございます！ついでに時間があったら私の物語を見てもらえると嬉しいです... (8月2日 16時) (
レス) id: e71b9b5e1f (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - リクエストありがとうございます✨猫耳と尻尾早速書かせて頂きます！少しお待ちください🙇♀️ (8月2日 12時) (レス) id: 25a66fd491 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - こんにちは！リクエストなんですけど、デートしてる最中に夢主に猫耳と尻尾がはえてきたらみたいなの書いてほしいです！無理だったら大丈夫ですよ！ (8月1日 18時) (レス) id: e71b9b5e1f (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - まだまだリクエスト受け付けています！ (2022年7月30日 10時) (レス) id: 25a66fd491 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 尤莉.冥さん» はい！私で良ければボードでお話しましょう…！ (2022年7月22日 18時) (レス) id: 25a66fd491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きの | 作成日時：2022年7月21日 19時
