帰ってきた余韻 ページ4
その後、
目を覚ましたカイコクの視界に
一番に入ってきたのはーーー
｢………何でェこれは｣
見事な土下座を披露しているアスタ。
その隣に謝るのが嫌なのか、
そっぽを向いたまま無言で座っているゴーシュ。
その正面に
煙草吸いながら仁王立ちしているヤミ。
ヤミの隣で冷や汗をかいてるフィンラル。
さらにその後ろでは
マグナとラックが壁を崩壊する気なのかと
炎と雷をぶつけ合う。(ラックは遊びだ)
料理を食べまくっているチャーミー。
バネッサは半裸で寝ている。
なんともシュールな光景だった。
｢おい小僧｣
｢……ハイっす｣
｢お前な、何度言わせればわかんの？
おれちゃんと言ったよね、休めって、働くなって｣
｢お…おっしゃる通りです…｣
｢日本語わかんねーのか？？
それともその筋肉でできた脳では
処理できなかったのか〜〜？？アーー？｣
｢自然と身体が勝手に…｣
｢ぶっ飛ばすぞ｣
｢すいやせん！！！｣
まだやっているのかとやれやれと呆れながら
身体を起こす。
それに気づいたヤミは声をかけてきた。
｢おう、起きたか寝坊助、げんきー？｣
｢誰かさんらのおかげで目覚め最悪…｣
｢カイ先輩…、元気そうで何よりっス〜…。
ってかその誰かさんら？って？｣
｢自分で考えな、てやんでぃ｣
やっぱりこいつは正真正銘の｢馬鹿｣である。
言うのもアホらしくなってきた。
｢ほんじゃ、俺は本部の会議にいってくる。
めんどくせぇな〜｣
｢あれ、珍しいですねィ。
アンタがまじめに会議に出席するなんて。
………明日は空から刀が降ってきそうでェ｣
｢お〜w降らせてみるか？｣
｢いやいやいやいや死ぬぅうぅう！！！｣
アスタの見事なツッコミ。
｢魔法帝の旦那がお呼びするもんだからな。
断るに断れねぇし…｣
なるほど、ユリウスさんが呼んだのか。
そりゃヤミさんも出席せざるを得ない。
｢そうかい、お勤めご苦労様、ヤミ『団長』？｣
すると目を光らせながらヤミは振り向き、
抜刀しようとするが、カイコクは手をひらひら
させながら急かす。
｢会議遅れますぜ？｣
｢テメェ…。｣
小さく舌打ちした後、
煙草を加えて出ていくのであった。
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零(プロフ) - とても面白かったです！！更新頑張ってください！続き楽しみにしています！( ˶>ᴗ<˶) (6月21日 0時) (
レス) @page15 id: 2a6411fb69 (このIDを非表示/違反報告)
Yasi123(プロフ) - すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2022年10月1日 10時) (レス) @page15 id: ea7056b992 (このIDを非表示/違反報告)
漫画・声優・アニメ・ゲーム大好きリカント(夜李)(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！ (2020年8月17日 20時) (レス) id: 7e6458e2b5 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 度々コメント失礼します！お話の続きはもう書かれないんですか？続きがどうなるのか気になります！書く予定でしたら、いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2020年7月3日 17時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 17時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きの | 作成日時：2018年10月28日 18時
