あの後… ページ2
あれから二日が経つ。
今思うとあの出来事は災難だ。
そして今、カイコクは熱を出して
ベットで休んでいるところである。
｢はァ〜。
なんでこんな目に……｣
『キュ〜〜』ｽﾘｽﾘ
心配してくれているロロに癒されて
思わず笑みが溢れる。
そして思い返すように目を閉じる。
ーーーー
三魔眼との戦いのあと、
後から助太刀に来てくれた団長様方は
ギルドへ帰って行った。
ヤミと言い争ってから…だ。
やれはよ帰れだの、
やれ情けない男だの、
やれ首を洗ってまってろだの。
そして俺達も帰ろうとするも
フィンラルの魔力が回復していなくて
それまで待つ羽目になったのだ。
｢役に立たねぇなてめぇは｣
｢マリーが待っているんだよ。
さっさと連れてけやオラ｣
｢俺…先輩よ？
それにまだ回復してないんですから
もう少し待っててくださいよ｣
｢………ちっ｣
｢舌打ち！？｣
｢チッチッチッチッチッ
気にするなよ｣
｢いや気にしますから！！｣
その会話にアスタが元気よく割り込み、
やかましいだのうるさいだのと罵られていた。
カイコクはそれを聞いていたーーー否。
聞いていたが
だんだん意識がぼんやりとして
茶化しに入るどころか、
ほぼ内容が頭に入ってこなかった。
静かすぎるカイコクにヤミとロロは気づく。
『キュッ？』
｢……あー、流石に働かせすぎたか？｣
｢寝みィ……｣
sideアスタ
そして力尽きたように隣に座っていたアスタに
もたれ掛かるようにして倒れる。
それをアスタは慌てながら支えた。
｢エエェエ！！？？
ちょっとぉぉお！？
カイ先輩ぃぃいいい！！？？
ってか軽っ！！重くない！！
カイ先輩ちゃんと食ってるぅぅ！？｣
｢うるせぇ小僧。
テメェは筋肉バカだろうが｣
｢いやいやいや！！
ヤミ団長にだけは言われたくないっすよ！！｣
｢アァんっ？｣
｢すいやせんっっ！！！｣
再び茶番を始めた二人をよそに
フィンラルはカイコクの額に手を当てる。
すると顔は引きつったような…
それでもってヤミをみて呆れた顔になる。
｢ヤミさーん。けっこう熱ありますよ〜、
また無理させたんじゃないです？
お酒のせいもあるかもですけどー｣
｢………。
まじかΣ( ﾟ _ ﾟ )!!｣
少し考えたあとフィンラルにこう告げる。
｢おし、魔なくても無理やり空間あけろ。
それくらい出来るだろ｣
｢いやいや出来ませんって、
まぁ1回分は回復したのでいけますよ｣
そう言ってフィンラルは空間を開く。
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零(プロフ) - とても面白かったです！！更新頑張ってください！続き楽しみにしています！( ˶>ᴗ<˶) (6月21日 0時) (
レス) @page15 id: 2a6411fb69 (このIDを非表示/違反報告)
Yasi123(プロフ) - すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2022年10月1日 10時) (レス) @page15 id: ea7056b992 (このIDを非表示/違反報告)
漫画・声優・アニメ・ゲーム大好きリカント(夜李)(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！ (2020年8月17日 20時) (レス) id: 7e6458e2b5 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 度々コメント失礼します！お話の続きはもう書かれないんですか？続きがどうなるのか気になります！書く予定でしたら、いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2020年7月3日 17時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 17時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きの | 作成日時：2018年10月28日 18時
