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これを聞いて思わず足を止めてしまったカホノ。
思わず振り返ればしたり顔でカイコクは
カホノを見ていた。
｢(え…、なんで…？)｣
｢あいつらから＿＿
海底神殿の話はもう聞いてるんだろ？｣
｢えぇ…それは聞いているわ。
特訓の期間はまだあるから会うのは必然でしょ？｣
この場合、カホノは笑い飛ばすようにして否定し、
何も無かったかのように上手く話を持っていくことが得意だ。
だが、カイコクの前では何故か出来なかった。
威圧感は全然ない、、無いはずなんだが、
目が＿＿何を言っても無駄だと確信している目で
あったからだ。
しもどろになりながらもなんとか納得がいく方向へ
と話を持っていく。
｢…ま、そうさなァ。
やっぱり思い過ごしか…。
無かったことにしてくれ。悪いな｣
｢ううん！大丈夫！！
じゃあね、カイコク！｣
内心ホッとしながら今度こそ別れた二人。
『キュー？』
｢……そっちの方角に家なんてねェけどな。
思い過ごしなら良かったでぇ｣
そう言ってカイコクも立ち上がり、海沿いに
歩きながらみんなの所へと戻るのであった。
期限最終日。海底神殿に向かう日。
暴牛の団員の声援のなか、
ノエルは無事にコントロールを習得した。
実を言うとカホノと出会った次の日、カイコクは
ノエルにあるものを渡していた。
それは以前、闇市のとある店で買った｢贈り物｣。
※第一章の城下町キッカにて
カイコクはノエルにいつか来る乗り越えるべき壁がやってくると感じて買ったのだ。
その御守りって形で渡すために。
もちろんノエルは驚いていた。
そして何故かワタワタしたあと、いつもの
ツンデレを発揮して＿＿
｢まぁ、せっかくだから、
受け取らないでもないわ。
使わせて貰うから感謝するのね｣
なんて言ってきた。
こちらが感謝しなければいけないのか？と
話がトンチンカンになっているが、
ノエルなりに喜んでいると分かっているので
こちらもふざけて答える。
｢おーおー、
感謝と期待をお前さんにプレゼントしてやらァ｣
｢ふ、フン！当然よ！待ってなさいよね！｣
という会話をしたところまでである。
水創世魔法
"海竜の揺り籠"
｢で…出来た！｣
｢｢うおおぉぉおお！！！！｣｣
｢凄いのら〜〜！！｣
安心して集中が切れたのか水が弾けて
落下するノエルを抱える形でアスタが助けた。
｢やったなノエル！｣
｢〜〜〜〜//////｣
そして平手をくらったアスタ。
言わずもがな。である。
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零(プロフ) - とても面白かったです！！更新頑張ってください！続き楽しみにしています！( ˶>ᴗ<˶) (6月21日 0時) (
レス) @page15 id: 2a6411fb69 (このIDを非表示/違反報告)
Yasi123(プロフ) - すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2022年10月1日 10時) (レス) @page15 id: ea7056b992 (このIDを非表示/違反報告)
漫画・声優・アニメ・ゲーム大好きリカント(夜李)(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！ (2020年8月17日 20時) (レス) id: 7e6458e2b5 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 度々コメント失礼します！お話の続きはもう書かれないんですか？続きがどうなるのか気になります！書く予定でしたら、いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2020年7月3日 17時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。更新頑張ってください！ (2020年3月1日 17時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きの | 作成日時：2018年10月28日 18時
